フォロワーに会った。遠くからはるばる時間を取って来てくれたことに対する喜びを「嬉しい」でしか表せない自身の語彙力を少し恨む。
インターネットで知り合った人と遊ぶ機会は片手で数えられる程度の数しかない。私が金銭を得られるようになった頃にはコロナがあらゆる外出を抑制してきたためである。またゲームの界隈にいることが多く、常に「次のガチャやイベントのために金を貯めたい」「新作やDLCが近い」などの理由で金を使いづらい状況にあった。ただ類型界隈は滅多に消費を促されることがほとんどない。類型界隈での出費といえばせいぜい公式セッション、書籍くらいで、あとはアクティブな人たちは交際費の割合が高くなるといったところだ。
類型界隈での出費が少なかったおかげで私も赴くことができたといえる。多分
通話でしか話したことのない人と対面で話すのはとても不思議な感覚がある。実体があるし、ラグがないし、表情や動きが見えるし、アイコン越しに喋るのとは違う印象を受ける。
インターネットの人間って会うまでは実在していない可能性すらある。インターネット電子生命体かもしれない。これを読んでいるフォロワーにも実体を持たない架空のフォロワーがきっといるに違いない。今日会って初めてフォロワーが実在した。自分でも意味がわからない。
とにかく会って話すのは新鮮で面白い。結局人間関係が現実であるに越したことはない(別に会わなければならないとかいう話ではない)。
フォロワーと遊ぶのは楽しかった。まず何より信頼関係がある。オタクしかいないし、お互いのことをよく知っている。
学生時代から仲の良かったリア友はどうしても各々の就職活動やテストでなかなか話すタイミングをつかめず、なんだかんだと1年に1回会うくらいのものだ。疎遠になった人もいる。でもフォロワーは毎週のように話していたし、毎日の時もあったほどで、現状家族以外で一番私のことを知っているといえる。
話すときもいつもの調子だった。ずっと喋り続けていたと思う。地元を楽しんでくれたことも嬉しい。
またフォロワーと遊びたい。少しずつにはなるが、私も遠出して東京に行きたいし、エデンとかカラクトにも行きたい。
性格分析バーに行くときは絶対に名乗らずに行きたい。その方が楽しめそうな気がする。
働くモチベーションが増えたので、明日まともに仕事ができるか体力的に不安しかないが明日からも頑張ろうと思う。