うさぎって可愛い
最近気づいたフォロワーも多いと思うが、私は最近これでもかというほどうさぎに狂っている。
今までの自分は、画面越しの動物に狂うことなんて滅多になかった。tiktokやTwitterでたびたび可愛いものたちが流れてきて、「うわたまらん」の感情に襲われてきたものの、かといって継続的にキュートアグレッションに支配されることなどないと思っていた。
なんなら、ネット越しに見る動物とは触れることができないものなので、相当良いものでないとなかなか見る必要性すら感じない瞬間があった。(いつもではない)
しかも、猫とか犬ではなく、うさぎ。完全に視覚外からの攻撃だった。
ことの発端は、私のイカれた目が仲介者男性って黒くて耳の垂れたうさ耳が似合うよななどという幻覚を映し出したためである。そのノリで黒いうさぎがおすすめTLにたまたま流れてきていいねしたところタイムラインがうさぎに覆われた。ここまではよかった。
別に流れてくるうさぎ達を仲介者男性と同一視しているわけではない。しかしうさぎの生態は可愛いし、うさぎ化したら可愛いなとか思っている程度だったのだ。
そんなある日、私のおすすめTLに突如現れたのが、猫とうさぎを一緒に飼っている人が撮った、猫がうさぎの頭を毛繕いしている動画だった。
私の目はたちまち釘付けになった。
最初は推しカプ概念だ♡などと思っていたがそれすら数日ともたず、その猫とうさぎから目が離せなくなった。毎日動画を繰り返し見た。猫に首を抱きしめられ、うさぎの首元の毛に手が埋もれている。毛づくろいされて舐められている頭の毛がモフモフとしている。
うさぎが、可愛すぎる。
この日を境に私のおすすめTLは追いきれない量のうさぎを私にお出しし、私は可愛すぎる毛玉たちを眺めることに時間を吸われながら情緒を破壊される。そんな毎日になった。
推し概念などと思っていたのは最初だけだった。推しの存在と関係なく、私はうさぎに狂ってしまったのである。
うさぎを並々ならぬ目で見てしまう。なんかえっちだなとすら思うのだがこれはおそらく私の感情表現における語彙が終わっているせいでこの言葉を選んでしまっているだけで、性的な存在だとは思っていない。
いや多分ちょっと思ってる。でもうさぎが性的な目に遭ってほしいわけではないし、ケモナーが描いたうさぎとか、そういう意図をもって描かれた絵には食指が動かない。ただあるがままのうさぎがいい。可愛いだけでいい。誤解しないでほしい。
鼻と口がなくなってる横顔が好き。ありえない。到底この世のものと思えない可愛さ。
経緯は説明できるのに、今も「なんでこんなに好きになってしまったんだ」という気持ちしかない。今後もうさ狂いは続いていくと思う。