安住紳一郎の日曜天国のオープニングで話されていたゆめ牧場の穴掘り大会のYouTubeを観る。30分ノーカット版、9回目の優勝した暁工業の戦士たちが黙々と穴を掘り続ける動画に胸を打たれた。騒がず、黙々と掘る。お互いの信頼関係が必ずそこにはあり、安心して見ていられる。暁工業の「穴」は計算され尽くした設計によって掘られていて、完成度に感動した。
動画から穴掘りにもテクニックがあるのだなと当たり前なことに気付いた。団体の掘り方、ひとりひとりの掘るタイミング、スコップの使い方。最初の30秒はみんなでバスタブくらいの大きさを黙々と掘る。そのあとはひとりひとりが交代しながら掘る。まるで熟練ペアの餅つきのような感覚。最後3メートルラインになると、人がひとり入れるくらいの細い穴になるため、スコップを二枚重ねにするテクニックが出てくる。この方法には思わず声が出た。穴掘り関係者には定番なのかもしれない。いつか細い穴を掘るときに覚えておきたい。
暁工業の掘った穴と同じ感動を、今応援しているXGにも感じている。XGはパフォーマンスの素晴らしさとパフォーマンス以外のチームこ信頼関係や個々の人間性に惹かれているが、この話は長くなるからまた別でまとめることにする。きっと信頼関係と完成度の高さは比例しているんだろう。信頼関係はすぐには生まれるものではなく、それまでの過程が作り上げているはず。息が合わなくて何度も何度も練習したり、話し合いを重ねたりしたんだろうな。泣ける。