そろそろ終わりがきたみたいです
夢の中で泳いできた僕はいつまでも続くと思っていた。
吐き気がする中歩きだした、目の前が水面ギリギリの世界のように見える。
頑張りたかった、けど何も頑張っていなかった。これからきっと長い時間過ごしたこの何でもない日々も愛おしく感じたんだろうな。
そんな自分は電車にゆられて息をしている。ICカードの残高なんて確認していない。戻れる保証なんてないから。
大切な人たちが大切なままいきたかったんだ。なんの罪もない僕は僕自身の為に罰する。
何て綺麗事で終わらせてくれ。
人間のままで。