今日は多くの初めてを経験した一日だった。
一つ目の初めては、中・高6年間を共に過ごした友達が、初めて一緒に遊びに来てくれたことだ。普段通話を繋ぎながらゲームをしたりはしているが、実際に会って遊びに行くのは今回が初だった。その友達以外にも僕を含めて7人ほどいたため、終始盛り上がっていた。ご飯を食べたり、買い物をしたり、他愛もない話をしながら盛り上がったり、終始楽しいが続く空間で本当に居心地がよかった。僕は私用があったため途中で帰ったが、別れるのが惜しいと思える友達と出会えて本当に良かったと改めて実感した。
二つ目の初めては、バイトの出勤だ。大学受験が終わって僕が選んだバイトは、塾の講師だ。高校三年間通った個別の塾で講師をやらないかと塾長に誘われたのがきっかけだった。僕も受験が終わったらここで働くんだろうなと思っていた。だが、面接や研修を重ねていくうちに、人に勉強を教えることの難しさを身を持って感じた。そうしてやってきた初出勤日の今日。担当したのは今年から小学6年生になる生徒の算数だった。僕は文系で数字を扱うのが特別できるわけじゃないから少し不安だったけど、一緒に問題を解いたり、躓いている所を解説していくうちに自然と緊張がほぐれていった。合間に生徒とコミュニケーションを挟みながら学習していたらすぐに時間になってしまった。終わった後にこうすれば良かったなと反省していたら、色んな先生に褒めてもらえて嬉しかった。
色んな初めてを経験できてとてもいい一日だった。これから始まる大学生活もたくさんの初めてが待っているんだなと思うととても楽しみに思えてくる。