古本市（会期中）

本が好きなのに、古本市には行ったことがなかった。古本市というのは時折SNSで流れてくる神田の催し、あるいは森見登美彦の小説で出てくるものだったので、どこか現実味が薄い。近くの寺の境内でやるというので、行ってきた。一度勇み足で搬入日に行ってしまったけれど、今回こそは会期中。

ゆうて近所に50円でワゴンセールをやっている古本屋とねんごろな関係、KindleのUnlimitedもある、そして積読がふた山目に入っている我が身である。ちゃんと事前に条件をつくった。

・文庫しか買わない

・あまり買わない

・三浦朱門があれば買う

という基本方針をたて、会場を3ｍ歩いて理性がはじけ飛んだ。こわい。ここまで吹けば飛ぶよな理性しか持ち合わせていなかったのか。限定モノなんていう言葉には惑わされない人間だと思っていた。最初のテントで文庫本を6冊つかみ、次のテントでハードカバーを一冊手に取ったところまでは覚えている。ＧＷはまだある。私は部屋の整理をし、3山目のスペースを作るつもりだ。皆さんもよいＧＷを。