2月の立春、つまり節分の翌日にだけ買える立春朝搾りというお酒がある。その日の朝にできたお酒を詰めて売る。酒屋が自ら蔵までいってひきとってくるので午前中には店頭に並ぶが、大概は予約しないと買えない。四合瓶と一升のどちらかを選ぶ。
近所の酒屋がこれを取り扱っているので、4年位前から毎年買っている。酒屋が1月のなかばくらいに手紙で知らせてくれるので、そのあたりで予約しにいく。
ただ縁起物として買っているわけではない。もちろんうまい。原酒だがつよすぎず「水のように飲める」とは日本酒の形容でよく聞くが、立春朝搾りはまさにそれ。水なので蒸発がはやく、気がついたらなくなっている。仕方ないので毎年一升買っている。