友達に連れられて、この間ある人の独演会で『芝浜』を聞いた。いまいちだった。その落語家も思うところがあったのか「ふつうはもう少し年配の方がやるもの」と言っていた。こうなると名人の『芝浜』が聞きたくなる。というわけで今日は名作落語を一挙に聞く、という催しにいってきた。上方の名人たちが一斉に円朝の噺をやるのだという。落語に全然詳しくないので、「円朝を上方でやる」ことへの想像が足りなかった。雰囲気が違う、というより話自体に大分手を入れている。芝浜も大分設定が変わっていた。主人公はおしどり夫婦、女がやきもちやきで男をあまり外で働かせたくない、男は呉服屋のボンボン、酒で身持ちを大きく崩したという前提もない。え～～～～～～そこ骨子の部分～～～～～～うまい芝浜を生で聞くことはあきらめて（私はいま関西にいるので）とりあえず上方ならではのめっちゃおもろいやつを探そうと思った。