これは僕のイチオシの本。
多分読んだの3回目ぐらい。定期的に読み返したい一冊になっている。自分がファシリをする上で大事にしていることはほぼこの本から学んだ。
この本はぐだぐだで無駄な会議を過ごしている主人公が、ファシリテーションスキルを身につけて徐々に会議を改善していくという小説形式なリアルな物語が描かれている。会議の空気や会議参加者の心情がリアルに感じられて首がもげそうなぐらい共感できる。
ということで、いつも通り大事なポイントを3つまとめる。
会議の進め方を事前に考えておく
議論を進める際に課題解決の5階層を意識する
「議論に必要な情報は何か?」「それを基にどう議論するろいいだろうか?」を考える
会議の進め方を事前に考えておく
これは会議を始める準備に必要なこと。以下の4つの「P」を事前に設定している。
Purpose(目的)
会議で何を達成したいのか。終了条件を設定する。
Process(進め方)
どの順番でどのように進めれば目的に達することができるのか。会議の流れを解像度高く考えておく。
People(参加者)
目的をたどり着くために必要な人だけ呼ぶ。不要な人は呼ばない。
Property(装備)
会議の場所、アジェンダを用意。
特に進め方を事前に解像度高く考えておくと、いつも時間内に終われることが多いと感じる。
議論を進める際に課題解決の5階層を意識する
課題解決の上記の階層のうち、今はどこの階層についてはないているのか。議論中に噛み合ってないなと感じる時って大抵この階層がズレていることがとても多いなと感じるようになった。
階層がズレたままだと一生噛み合わないし、時間が無駄になってしまうので、自分も意識している。
「議論に必要な情報は何か?」「それを基にどう議論するといいだろうか?」を考える
会議の目的を設定し、目的を達成するために必要なことを考えると、なんの情報が必要というのが自然とみえてくる。
見えてきた情報を会議の前に調査しておき用意しておくと、会議が円滑に進む。