でこぽんの皮は腐りやすい

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僕に「文章に凝りすぎる。さう凝るな」といふ友だちがある。僕は別段必要以上に文章に凝つた覚えはない。文章は何よりもはつきり書きたい。頭の中にあるものをはつきり文章に現したい。僕は只それだけを心がけてゐる。それだけでもペンを持つて見ると、滅多にすらすら行つたことはない。必ずごたごたした文章を書いてゐる。僕の文章上の苦心といふのは(もし苦心といひ得るとすれば)そこをはつきりさせるだけである。他人の文章に対する注文も僕自身に対するのと同じことである。はつきりしない文章にはどうしても感心することは出来ない。少くとも好きになることは出来ない。つまり僕は文章上のアポロ主義を奉ずるものである。 僕は誰に何といはれても、方解石のやうにはつきりした、曖昧を許さぬ文章を書きたい。(芥川龍之介、文章と言葉と:青空文庫より

曖昧な文章しか書いたことがない。ついでにwikiを眺める。

芥川は上海章炳麟(章太炎先生)から聞いた話を次のように引用した。(「僕」が芥川、「予」が章炳麟)

「その時先生の云つた言葉は未だに僕の耳に鳴り渡つてゐる。――「予の最も嫌悪する日本人は鬼が島を征伐した桃太郎である。桃太郎を愛する日本国民にも多少の反感を抱かざるを得ない。」先生はまことに賢人である。僕は度たび外国人の山県公爵を嘲笑し、葛飾北斎を賞揚し、渋沢子爵を罵倒するのを聞いた。しかしまだ如何なる日本通もわが章太炎先生のやうに、桃から生れた桃太郎へ一矢を加へるのを聞いたことはない。のみならずこの先生の一矢はあらゆる日本通の雄弁よりもはるかに真理を含んでゐる。(「僻見」より)」

章炳麟は、侵略者としての桃太郎と日本の帝国主義による植民地政策を重ね合わせたのであり、芥川はそれを理解して自らの作品『桃太郎』を執筆したのである[13]。当時の売れっ子作家であり表層では国家の優等生でもあった芥川は、一方でバーナード・ショーへの傾倒など社会主義のよき理解者であった[14]1925年(大正14年)制定の治安維持法に至る法案策定過程に関して彼ははっきりと不快感を示している。(wikipedia)


最近ルセラが出した、SmartとEASYどっちも曲調は好きなんだけど、振り付けが好きではない。笑 最近のKポソング、しっとりめの曲であってもダンスが激しい、ということが多くて、もう少しゆったりとした振り付けのやつが見たいんだが…という気分になる。

ずっと話題になってはいたけど未視聴だったkiss of lifeの曲を最近聞いた。Midas touchという曲がいまのところ一番好き。


cw: 手術の話

眼瞼下垂の手術をした。思えば手術って人生で初めてやった。やることはずっと前から決めてたので、迷いや恐怖心はそこまでなかったのだけど、麻酔をしたら急に怖くなって下半身だけがガクガクと震えてしまった。(事前に調べてて、「ちょっと痛い」としか書いてないところが大半だったんだけど、痛いよ!!!!)麻酔は片目に4箇所ずつ(痛い!!!!!!)もやったのだけど、注入した途端に瞼が盛り上がり(盛り上がりすぎて、たぶん瞼の裏がややめくれていた)、急激に感覚がなくなっていくことに、びっくりするくらい怯えてしまった。なんというか、「異物が入っている」/「自分の身体だけど、自分の身体ではない」という感覚だった。

わたしは自称「痛みに強い」ということを周囲にセルフプロモーションしてきた(?)のだけど、前回の記事に書いた手鍼とか、今回の麻酔とか、実はそんなに痛みに強くないのか?はたまた、痛みへの耐性が減ったか?と疑っている。加齢に伴って痛みに鈍感になる、敏感になる、どちらもありそうな話ではあるけど…。


epopという、韓国発の英単語学習アプリの6日間フリートライアルをしてみた。この手のものは無料であっても試さないことがのほとんどなので、自分にとっては珍しいこと。やろうと思ったのは①ちょっと触った感じ、解説が丁寧で分かりやすそうだった、②さすがにこのままだらだら英語の勉強しても身につかないのは肌身に染みて感じるから、です。実際に触って、よいけど、毎月課金して使うほどかというと、うーーーーーーーーーーーん。になってる。携帯の使用時間が長いので、机上の勉強と比べると学習系のアプリは自身と相性がいいと思うのだけど…。そもそも、単語や文法の学習がかなり飽きっぽくて続かない(頭に入ってこない)ので、向いていないのかも。ちなみにDuolingoは途中飽きつつも、2年近くやってます。

語学に興味がある、習得したいという意欲はあるのに文法学習が苦手って致命的すぎる。文法の参考書とかを1冊まるごと終えられるひとを尊敬する。


部屋のそこかしこに散らばっているでこぽんの皮に次々カビが生えていてびっくりする。みかんの皮はそんなことならないのに。単に気温が高いせいもあるかも。