無題

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嵐だ。そうとしか言い表せない。

ホルモンというものを舐めていたと思う。この20年以上、私は私をコントロールできていると思っていた。

去年の8月からピルを辞めて、そこからわりとずっと不正出血が続いており、年始に1度診察をしてもらってそこで多嚢胞性卵巣症候群かも、と診断らしきものがあった。本当はホルモン検査、血液検査を経て確定診断となるが、別に確定しなくても卵巣の状態的にも、症状的にも排卵しにくい状態であることに変わりはなく、子供が欲しいならすぐじゃなくていいけど不妊治療に進んだほうがいいということだった。

不妊治療ってきくと身構えてしまう。

だって、そうまでして欲しいだろうか?

じゃあ、そうまでして欲しくないもののためにピルを辞めて、ホルモンの嵐に巻き込まれ、生活のあちこちに支障をきたしているこれはなんなんだろう?

そんな風に考えながら3月頭は想像妊娠したりしてた。めちゃくちゃ身体に振り回されている。こんなことは社会人人生でも初めてで、正直ものすごくしんどい。月半ばに生理があり不正出血は止まり、それはよかったのだが激しい生理痛でかなり体力と精神力をもっていかれた。基礎体温はまったく安定しないので排卵してるのかしてないのかって感じだが、現在は立派な黄体期が訪れ、新年度で環境が変わったストレスも相まって顎ニキビが2つ3つできてる。死にたい。

みんなこんな身体で働いているの?ほんとに?これまでこの件で誰かを不意に傷つけたりしていないか本気で不安になった。

妹と電話して、今日のことだけをまず考えて過ごすのはいいなと思った。私には新しくストレスをなだめるための手段が必要だ。嵐を、うまくやり過ごしたい。身体を乗りこなしたい。そしてご機嫌でいたい。できる範囲で向き合いながら楽にしていよう。決めた。しばらく自分を本当に大切にしてあげる。私は1人しかいないんだ。自分を馬鹿にしない。嵐は嵐だ。他の人にとってそよ風でも、私にとっては嵐なんだ。