チ。を見返す。(〜3話)

Sacha
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公開:2025/3/21

1話

冒頭のモノローグ、「一体何を捧げれば、この世の全てを知れる?」、存在を全くもって忘れてた。原作者は「愛」が答えだと思ってるというのをどっかで見た気がする、、のでちょっとこれを頭に入れて観ていきたい。

「不正解は無意味を意味しない。」好きな言葉だ〜。この手の言葉って違う言い回しで世に溢れてると思うんだけど(エジソンの名言とか)、私が体感として理解できたのはごく最近なんですよね。いや今も、理解し始めている、といった感じ。

2話

「怖くない人生などその本質を欠く。」フベルトさんは名言製造機なの?

ノヴァクさん、元傭兵、世俗のまま異端審問官をしている。そういやノヴァクさんトンスラじゃないなと思ったらそういう背景だったんですね。家族ラブ娘ラブでヨレンタさん4歳からの手紙を持ち歩いてる、、ヨレンタさん4歳でもう文字が書けたのね…!この時代で娘に読み書きを教えるノヴァクさん、本当に反知性なの??何を思って娘に勉強をさせてるんですか??

3話

ケシの実、連行される朝の前の晩にはもう握ってたってことは、バレたって勘付いてたのラファウくん?そんで身の振り方ももう考えてたのラファウくん?ノヴァクさん、一般的に正しいとされているものに大人しく従っとけば痛いことも苦しいことも避けられるのにそうしない人たちのことが本当に理解できないんだろうね。長いものに巻かれてやり過ごすことを受け入れないと生きてこれなかったのかなあと。というか彼自身がめちゃくちゃ救いを求めてるように見えるんだよね…。傭兵の経験があるし、ちょっとオクジーくんとかぶるなあと思った。根っこは同じ二人が、出会った人や見たものの影響で違うルートを辿り違う結論に行きついたみたいな感じがする。

ここでのノヴァクさんがラファウくんとちゃんと対話するの、以降に出てくる彼を考えると珍しいなと思う。ラファウくんが子どもだからか、ノヴァクさんがまだ若いからなのか。

地動説のためになるから、自分が死んでも資料を残す。教会が相手にしているのは人間の知性である。感動を残す。自分が感動したものを命に代えても守る。狂気、でもそれを愛とも呼んでみる。この段階のラファウくん、人間をとても信じてるし愛してない?知性を持ちうる生き物である人間を。片やノヴァクさんは救いは死後にしかないと考えてて、この世に生きている人間に希望を持ってはいない。キリスト教って人間は生まれながらに穢れを持っているみたいな教えなんだっけ?人間のために存在している宗教を敬虔に信仰している人が人間を本質的に嫌ってるの、なんというか皮肉ですね。

「不正解は無意味を意味しない。」ラファウくんが受け売ってるの、良いよね。

@c_est_sa
サーシャと読みます。今のところほとんど日記とオタク語り。編んだ/書いたものはこちらにも流してます: www.instagram.com/as_tse_c