真夜中の灯台

c_suzukii
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ナガサワ文具センター梅田茶屋町店オリジナル万年筆「真夜中の灯台」が届いた。年末に滑り込みで購入したものだが、年明けて届いたので新年筆と言い張る。

旧Twitterをそろそろ引き上げようというタイミングで「最後の一本」の告知をたまたま見かけ、そのコンセプトと色合いが一目で気に入ってしまった。カレンを購入したばかりなのでさすがに迷ったが、船には灯台が必要だと謎理論を展開して購入フォームをポチした。航海モチーフに弱くて自分でも驚く。

短めの軸と薄いグレー×ブルーグレーのバイカラー。青く光る偏光パールも胴では波打つように、キャップでは真っ直ぐ光の筋が入るよう使われている。本来パール調を好む方ではないが、この使い方はいい。すごくいい。その名の通り、霧が出る湿った夜の岬に佇む灯台のようで想像を掻き立てられる。ブラッドベリの『霧笛』を思い出すなあ。

21金ペンも字幅MFも初めてなこともあり、まだインクを入れていない。いつものブルーブラックも合うだろうが、せっかくだから変わったインクも使ってみたい。

年始早々に船と灯台が揃い、晴れて素寒貧と成り果てたわけだが、いい買い物をしたとほくほくしている。長く使っていきたい。

@c_suzukii
万年筆とノート類の駄文置き場に成り果てた