##ミラーレスカメラでびゅー
あ、ボーナスから税金引かれるのね…と落ち込んだ矢先、しっかり残業していた先月の支給額がどーん!と入って大万歳。社会人生活に慣れ、恐ろしくも散財に慣れ、ゴルフセット(56000円)、ベッドフレーム(ニトリ・15000円)、車(親から30万で購入)、新生活でかかった費用(50万程度)とまあなかなかに出費していた2023年。貯金に回そうと思っていたのに、それでも踏み切ってしまったのがミラーレスカメラの購入だった。
写真として思い出に残すことは好きだった。だが、使っていたiphone7のカメラ性能が最新鋭のiphoneのカメラ性能に圧倒的に劣ることを知るや否や、友達と出かけると”やっぱり自撮りはいいカメラで”とお友達に頼んでしまう始末。自分で撮りたい、けど画質が悪いから自信がない、そう思って、ちょっと画質の良さそうなAndroidに携帯ごと変えてみた。Androidに変えたメリットは月々の固定費が浮く、そもそも機種代が0円だった、等メリットも多く満足のいく結果。カメラのほうはちょっぴり性能があがって自信あり。でも暗いところのカメラが物足りない。その場を映したいのに色味が実際と異なる。。完璧な写真なんていい、思い出はそのときに心に刻むものだ!となかば写真に諦めていたころに結婚して、やっぱり色褪せない思い出を写真に収めたい、と思った。
結婚して、初めて迎えた新春だった。ミラーレスカメラと共に歩み始める結婚生活。フォーカスや絞り、シャッタースピードに1枚1枚注意をはらうのは疲れないわけではないけれど、1枚の写真に込める思いの丈、いつか鮮やかによみがえる今この時の思い出があるのだろうか。2024年、私は歩くカメラになる。美しいもの、尊いもの、いっぱいの笑顔をたくさん撮りたい。
##小児科ローテ2カ月目
2カ月で一診療科のローテーションだから、小児科を廻るのは金輪際これで最後ということになる。最後ならめいっぱい吸収しなくちゃと、ひたすら採血手技、小児救急、病棟管理に奔走してた。新生児のこどものおててのぷっくりまるくて小さいこと。弾力ある皮膚は研修医の大敵で、点滴の針をいれようにもなかなか入らない。掌からライトを点灯して透過して見える赤い血管を目指して針を進めるが、、逆血がきた!少し針を寝かせて外筒をすすめて、、すすまない!?貫通したかぁ、、💦なんて失態を何度繰り返したことか。そんな失敗の連続で、看護師さんに何度にらまれ、こどもに嫌われたかはわからないけど、2カ月終了のこの時期にもなると手技の成功率も上がって、小児科診療の場で慌てなくなったという意味ではだいぶ成長を感じられるようになった。他の診療科に比べると比較的日中もゆっくり過ごせるから、自分の机で寝ている研修医が多いのが現実。であるけれども、振り返ってみて、空いてる時間で本一冊読めたからローテしてよかったわぁという感想じゃなくて、確実に得られるものがあった有意義なローテだった、と言える研修にできたことは、ひとつ自信になったかな。
##漢方e-learningをはじめてみた。
2023年12月、病棟管理や救急外来の業務に慣れつつあるなかで、日々の業務以外に今後の医師人生で何を学びたいか、どんなスキルをもって活躍していきたいかを考えるようになった。将来的には精神科を専門にしてメンタルヘルスやこどもの心の診療に携わりたい。けれど、比較的時間のある研修医のあいだにしか学べない(学びにくいであろう)ものとは何だろう。たどり着いた2024年の目標は、産業医の資格をとること、漢方ふくめ東洋医学の考え方・基本的処方薬を理解することの2つ!
産業医のほうは時期がきたときに集中講座に申し込んでみる。漢方のほうは無料で受講できるe-learningシステムをみつけたから始めてみた。西洋医学の限界が来たときに、救いの一手になるのが漢方薬。東洋医学をないがしろにする医者も多いけど、むせこむような乾性咳嗽がとまらなくて胸が痛くて辛かったとき、小柴胡湯を飲んだら7日で良くなった経験があるから私にとっては信頼が厚い。予備知識的な感じで知ってたら、いいことありそうだな、という程度のモチベだけど、楽しく勉強できているから続けていきたい。
##生花を飾ってみた。
じょっかーに年末結婚のお祝いでいただいた錫の花瓶。流麗な形状が本当に美しくて、ただ置いておくだけでも目が潤って満足していたのだが、東京で谷中七福神巡りをして街中写真を撮ってきた帰り、Aoyama flower marketで可憐なスイートピーを見つけてからは、この花をこの花瓶に活けようと決めた。
控えめに、黄色と紫の花を一輪ずつ。常磐線の電車内で何度もつぶされそうになりながら、なんとか原型をとどめて帰宅してすぐ、この花瓶にさしたのだった。錫というものはすごいもので、12日間活けても水は腐らない、花は枯れない。何日まで活けられるか冒険することも考えたけど、結局13日目に部屋に吊り下げてドライフラワーにした。おかげで3週間経った今も黄色と紫の花が、控えめにお部屋を彩ってくれている。スイートピーの花言葉は、門出と別離。なんとも春らしい、丁寧な暮らしのきっかけを与えてくれたじょっかーありがとう。旦那さんと早く花を活ける日常を過ごせたらいいな。
##最近胃腸がよわい。
ここ1カ月ごとに腹を下して腹痛に悩んでる。やばい。もう歳か、とは思いたくない。まだまだちょっと無理してでもおいしいものを食べたい、飲みたい。おなかを温めるべく、ふわふわの腹巻をして勤務するが日常である。しばらくグリーンカレーのような消化に悪い食べ物はやめておこう。
##料理のレパートリーちょっとだけ増えた。
去年の冬、受験期に無限に作ってた火鍋と豆乳鍋。鍋奉行2年目にもなると流石に飽きてきて、比較的放課後に時間のある小児科ローテ中に料理のレパートリーを増やそうと思い立った。その思い付きのきっかけになったのが、インスタで流れてくるレシピ動画。自分のなかでぐっと来た料理は欠かさず保存。作り始めるまでは腰が重いけど、できていく過程が再現できるのが楽しくて、よだれ鶏、鮭とじゃがいものバタポン炒めから始まり、料理の世界が広がった=生活の質が上がったのを感じる。そして気づいたのは、料理している時間はわたしにとって心を整える、穏やかで幸せな時間だということ。
大体、にんにくを多めに入れるとおいしくなる。味噌鍋にニンニクが合うとは知らなんだ。たまにはちょっとお洒落にワインとか使ってみる。初めてだから、一番安いワインを買ってきて作ったアッシパルマンティエのおいしいこと。来月からはやや忙しくなりそうだが、なんとか冷凍して切り抜られないか…!コンビニ弁当や薬剤説明会の接待弁当に健康を任せてはいられない。。
##内科レジデントの鉄則~来年度先輩になるために
刻々と迫る、”後輩がやってくる”事件。社員ヒエラルキーの一番下であったからこそ許される失敗もあったが、2年目ともなれば妥協は許されない。漠然と心の中にある、診療に忙殺されていて何一つアカデミックなことは学べていないんじゃないかという不安。確かに築いてきたことはいくつもあるけれど。。
時間のあるうちに本を読もう、と久しぶりに開いた、”内科レジデントの鉄則”。4月に研修医デビューしたときに、意気込んで購入したものだったが、いつのまにやら埃をかぶって机の片隅に。当初は右も左も良くわからずに頑張って読んでいた。しかしいろいろと診療に悩んで理解しきれずに躓いている今になって、求める答えそのものが書かれているこの本の本質に気づき始めた。繰れば繰るほど、知らないことでいっぱい。来年大丈夫かなあ、とため息を漏らしながらすがりつく思いで読み進めている。これを読めばいくらか臨床の穴を埋めることができそう。あと2カ月、、手応えある私の挑戦。