より深くバレーにハマる瞬間とは。

caetla
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公開:2024/9/23

*二次創作、および男性同士の恋愛妄想要素を含む記事です*

二次創作をするタイプのお気持ち文章につき注意。

2024年はなんのジャンルにいるんだろうな〜とぼんやり考えていた上半期。3月はFE風花雪月、5月は新テニスの王子様で1回ずつイベントに出た。しかし6月の風花雪月カプオンリーはコロナ感染で欠席になってしまい10日ほど寝込む羽目に。そのまま梅雨明けからの酷暑に突入し、感染以降現在まで延々と続いている体調不良&抵抗力ダウン&体力低下の日々にすっかり気力も創作意欲も萎え萎えになってしまっていたのだった。そんなとき心の隙間にするりと入り込んできたのがハイキュー!! で、突然ハマってしまったので覚え書きを書いておこうと思う。熱が落ち着いた頃に読み返す用。

なお、推しの学校は『梟谷学園高校』推しカプは『兎赤(左右固定)』推しキャラは『木兎光太郎・赤葦京治』になった。ピクシブでカップリング投稿作品数が2万を超えている、いわゆる〝巨大ジャンル〟というやつである。主人公が設定されているものの群像劇なみにライバル校に設定が盛られているので、メインの推し以外にも複数の好きがある(これはいままでのジャンルと一緒)

サントラ→アニメ→映画→小説版→原作コミック という流れ

そもそも、ハイキュー!!(以下HQ)の存在は知っていたけどずっと見ないふりをしていた。自分は根っからの文化部体質でスポ根ものとは相性が悪く、少年誌の購読経験も無い。もともと二次創作に入るきっかけとなった古のサッカー漫画以降はスポーツジャンルとは距離を置いていた。途中読み専で黒バスを通った時期もあるし呪術やスパイファミリーのコミックは買っていたけれど、なんとなくスポーツジャンルとは縁がない生活だった。HQのビジュアルは知ってたし排球(バレーボール)がテーマなのも知ってたけど、なんとなくスポーツだしなあで避けてしまっていたのは今となってはもったいなかったと思う。あと連載が一番盛り上がっていた時期はFE風花雪月にどっぷりだったので、他ジャンルに手を出す余力は無かったというのもある。

しかしひょんなことから2023年にテニスの王子様(以下テニプリ)で二次創作をするようになり、さらにスラムダンクの映画を見に行き、自分の中でなんとなく「スポーツもの面白いな?」という気になってきたらしい。たまたまSpotifyで聴いていたポケモンのサントラがきっかけで劇伴作曲家の林ゆうきさんを認識し、おすすめに導かれるままにアニメ版HQのサントラに出会った。「あ、この劇伴めちゃくちゃ好みだ」というのがきっかけ。そして音楽が良いとアニメも気になってくる。「アマプラにアニメ版あるな〜」と作業用として流し見しつつ、「作画が綺麗だな〜さすがはproduction I.Gだな〜」ぐらいに思っていた。その時点ではまだハマっていなかったはず。そしてアニメをざっくり完走して、ちょうど続きにあたる劇場版が公開中だ、ということで『ゴミ捨て場の決戦』を見に行った。この映画がめちゃくちゃ出来が良くて面白い。なにこれ原作読まなきゃ、となる。でも一気に45冊買うのはお財布が厳しいし置く場所も悩ましい。どれどれショーセツバン!(小説版)があるらしい、まずそれから買おう。あ、これ絶対原作も面白いやつだ……となってネットカフェでコミックを流し読みしつつ45冊をどこに収納するかの検討に入る。そして読んでしまうのだ、原作37巻と38巻を……。

東京合宿編→春高編→映画→OVA陸vs空→原作38巻(梟谷vs狢坂戦)梟谷に深くハマった瞬間

アニメを流し見していたときに印象に残っていたのが2期の東京合宿編で、原作だと8巻〜10巻にあたる部分。推しのいる学校・梟谷学園高校の初登場もここにあたり、この時点では『梟谷、面白い学校だな〜』ぐらいの認識だった。むしろ主人公のライバル校である音駒高校の方が気になっていたぐらい。ここはサラッと流してそのままアニメ3期の白鳥沢編から4期の春高編に進んだ。この間、原作は主人公校の烏野が春高宮城予選と並行して東京予選の梟谷vs音駒・音駒vs戸美戦がある(アニメ本編ではスキップ・OVAになっている)まずは素直にアニメ本編だけを通ったので、OVAはさっと見。赤葦の〝木兎しょぼくれモード〟からの立て直し手腕は素直に「赤葦すごいな」と思った(まだカプの自覚は薄めで、梟谷は好き校に昇格)

春高2回戦(烏野vs稲荷崎)までアニメ化されているので、ここまで見てから映画へ。都合4回見たけれど、映画ほんと面白かった……後に原作を読んで多少端折られている部分があることはわかったものの、1試合をぎゅっと映画にしていて長すぎず短すぎずで繰り返し見ても毎回面白い。そしてここにもツッコミ兼解説役として推しである木兎と赤葦が出てくるのである。

HQの試合中は客席にいる〝誰かたち〟が解説してくれることとが多い。試合中のスガさんや縁下(たまに月島)、県予選のOBたち(嶋田マートと滝之上電器店)、烏養元監督、戸美の大将とミカちゃん、そして梟谷の木兎と赤葦。

ボケとツッコミの組み合わせが解説してくれるとわかりやすくて面白い。ゴミ捨て場の決戦における梟谷の二人も同様で、赤葦が適度にツッコミを入れてくれるからこの二人がチラッと出てくるたびに気になってくる。そしてたまに核心をつく木兎さん……ただのバレーバカじゃないのかな〜カッコ良し男だしな〜と思った時にはたぶんもうハマっていたんだと思う。

映画1回目を見た後OVA陸vs空で音駒vs梟谷の試合を見てわかった。『あ、木兎と赤葦大好きだわ』と。そこからは早かった。ショーセツバンとコミックを並行して一気読みし、梟谷メイン回である春高3日目(梟谷vs狢坂戦)に突入した。絶対に負けられない試合でミスを連発して思考停止する赤葦、ベンチに下げられた赤葦を信頼して待つ木兎、監督の言葉で〝いつもどおりの自分〟を取り戻す赤葦、そして〝いつもどおり以上〟を強請る木兎にきっちり合わせてくる赤葦。とりあえず腐女子的な愛とか恋とかはおいといて、絶対的な信頼関係に基づいたコンビネーションにぶちのめされたのだった。ここが兎赤にハマった瞬間だ、という確信。

「でもね赤葦、俺には120%をちょうだい」38巻 第336話

100%ならいつでも出せる、っていうセッターに120%を強請るエース。エースに引っ張られて120%を出しちゃうセッター。冷静でいつもどおりが信条の赤葦を自分のところまで引っ張り上げちゃう木兎、すごくないか……? みたいに考えだした時点でもうハマってるんですよ。ネットカフェでここを読んだ次の日ぐらいにコミック全巻揃える準備に入り、後日あらためて最初からちゃんと読み直した(その後もっと手軽に読み返したくてKindleでカラー版の37〜38巻を買った)

なおこの「120%」のシーンはジャンプショップでブロマイドとして印刷できるので、後日印刷してオタ祭壇に飾りました。公式が手厚すぎてお財布が火を吹いています。

ワンドロワンライ、木兎誕生日、そしてWEBプチオンリー。あと公式のコラボイベント多すぎやぞ!

『ゴミ捨て場の決戦』以降にHQにハマった人、再燃した人、別カプにいたけど映画をきっかけに兎赤で出戻った人などなど、HQ垢を作ってSNSをし始めたころにはご新規さんがけっこういるのがわかった。自分が出る予定だったジュンブラFesでも同人誌を買おうと思っていたけれど、それ以降の夏のイベントでもたくさんの同人誌が出ていたし、ワンドロワンライは月2でコンスタントに実施されているし、9月20日は木兎の誕生日だし、22日には兎赤のWEBプチオンリーまである。連載終了ジャンルなのに公式非公式合わせて供給すごすぎないか……? とのんびりゲームジャンルにいた自分は引いてしまうぐらいに色々至れり尽くせりでびっくりする。でもおかげさまで自分もこのジャンルこのcpでなんか書いておこうか、という気になることができたし、ずっと低空飛行を続けている体調を戻そうとがんばるきっかけにもなっている。

体調は相変わらず低空飛行で省エネモードで動くしかないけれど、どこかで本を作ってイベントに出たいなあというモチベーションは戻ってきている。なによりも元気じゃないとダメなので(イベント3日前にコロナになるぐらい無理をしてはいけない)スケジュールには余裕をもって、体調と相談しながらぼちぼちやっていければいいなと思ってはいる。

結局コロナになっちゃったせいで東京には行けなかったけど(テニスのコラボアフタヌーンティーにも行けなかった…)地元のスイパラでHQのコラボカフェがあったし、ポップアップストアも行ったし、最終上映も行けたし、秋以降はタワレコのコラボカフェとか10周年展示会も控えてるし、公式からどんどこ供給がされてくる。10周年の締めに向けてイベントも発表されて、映画の第二弾も控えている(梟谷がここに入ってきたらたぶん祭りになる)非公式では2025年は投票によるカップリングオンリーと赤ブー主催によるカップリングオンリーもあり、さらに通常のジャンルオンリーもあるから即売会的にもまだまだ盛り上がる要素が多い。

公式非公式合わせてイベントがこんなにある。機会があるのにもったいねえ……これはもう頑張るしかないじゃないか。というわけでまだまだ寝込んでいる暇はないので、老体に鞭打ってこうやって覚書として残しておく。どこまでやれるかわからないけど〝なにかをやっている〟という実感があると少しは体調が上向く気がするので、ボロボロの体を騙し騙しやっていくしかないんだろうな。女性ホルモンと仲良くなりたいです。

2024.9.23(追加終わり・書き始めは0902)

@caetla
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