喫茶店のカウンターから溢れる話に、微笑むことで参加することがある。
自分から話題に入ったりはしない。けれど、いいなとか、おもしろいなとか思ったときには、顔に出てしまう。
相手と話さなくても、たまにお見かけするなとか、いつも珈琲だなとか。常連さんのことを、通うことで知っていく時間を愛しく思っている。
店主を通して、会話することもあるけれど。連絡先を交換することはない。
お店にいるときだけ、その席に座っているだけの関係に名前はないけれど、この存在に救われることがある。
関係性に名前をつけることがめんどくさいことも、うれしいこともあって、名前なんかよりお互いが通じ合っているという信頼の方が恋しい。
友だちとか、恋人とか、そういうものは、みんな捉え方が違っているので、もう擦り合わせがめんどくさい。
言葉を選ばずに言うと、信頼できる、安心できるなかまが欲しいのだ。
誰でもいいわけでもない。けれど、誰かを除け者にしたいわけでもない。
もっと言うと、大きな目標とか、目的を持っているものとも違う。
だから、「スナックすずな人たち」という待ち合わせ場所をはじめました。
ラジヲ スナックすず。が好きな人たちが立ち寄れる場所です。
ここの人たちは、人の好きなものを否定しない。人の話を聞きたいという気持ちを持ってくれている。
好きなものを探すことにほんの少しの手間をかけることができる。
やさしいと言う言葉でひとことにしたくない人たち。でも、きっとやさしいなって感じてもらえると思う。
おしゃべりをしたり、なんとなくツイートしたり、部活動をしてみたり。
これから何ができるのか?わからないけれど、名前のない関係の名前のない散歩が始まる。
参加したい方は、お待ちしてますね。