街の一角にある骨董雑貨屋で
店主がお話をしていました。
店主は、空色の髪で紫色のスーツを着た青年で、
魔法の知識と経験を持っていました。
店主はお客さんに囲まれ、古い家具や壺、美術刀などの
骨董品を眺めながら、その品々の背後にある物語を語り始めました。
ある雪山に住んでいる竜人の鍛冶屋がいました。
彼の名前はニィルファといい、その竜人の特殊な能力を活かして、
氷と金、鉄それから鉱石の組み合わせで驚くべき武器や防具、装飾品を
作りあげることで有名でした。
ニィルファは、竜人ならではの強靭な体力と鍛治技術を
持っており、彼の仕事場は雪山の奥深くにある氷でできた邸にありました。
そこには、青と白で囲まれた作業部屋があり大きな窯が2つ
ニィルファが火を起こして鍛治作作業を行う光景は、美しくも迫力がありました。