今日は、明日の文学フリマ東京のスペースにて掲出するお品書きを印刷するためにコンビニに行ったんだ。
コピー機の操作パネルの上に、見覚えのある忘れ物。そう、これは……。
マイナカードの、マスキングケース。
何かの折に、身分証明としてコピーを求められたんだろうな。
当方運転免許を取得していない、顔写真付き身分証明書があまりに少ない人間なので、マイナカードはなんかいろいろモメてはいるが、正直少し助かる。
もちろん、あまりにも個人情報としてのパワーが強すぎるからマイナカードはNGのところもあるが、そういうときはパスポートを出せばいい。
え、そういえば聞いてほしいのだが、このあいだパスポートの期限が近づいていることに気づいて申請したんだよね。今あるパスポートを更新するかたちにすれば、6000円くらいで新しいのつくってもらえるらしいからさ。
それこそ、マイナポータルで手続きをしたんだ。今持っているパスポートのICカードを読み取ったり情報入れたりなんやかんやしてさ。
そしたら、申請通ったから詳細確認してや、のお知らせが来たから明細見たら、新規申請ってことになってて16000円かかるの。
意味分かんなくない?
最悪は期限までに受け取りに行かない。という強硬手段に出るしかないんだよな…でもそうすると向こう5年は新規発行のパスポートに、今回の申請額が乗ってくるらしいんだよね。
かなぴ…って思ってよくよく見ると、更新はふつうに16000円かかるらしいんだよね。6000円で済むのは、有効期限が同じパスポートをページがスタンプでいっぱいになっちゃったとか汚損しちゃったとかで再発行してもらう場合。
オイ!
後輩チャンに教えてもらって慌てて申請したのに、嘘かい!(後輩チャンも勘違いしていたのである)
あ、話戻すね。
そう、マイナカードって、身分証明にNGのところもあるくらい個人情報として強いからさ、取扱も厳しいじゃん?
つまりさ。
コピー機のところにあのマスキングケースを忘れていくわけなくない? って。
もしかして、マイナカードを裸でコピーしたのか? って。
表面なら裸でコピっていいんだっけ、と一瞬思いかけたけど、臓器提供意思のところとかは保険証もマスキングするから、わざわざあのフィルムケースを外してコピーすることはたぶんないよね。
そういう、見ず知らずの誰かの個人情報満載なマイナカードのコピーが、どこかの企業に身分証明として提出されたのだろうという想像をするお昼時であった。