どうやら法政大学の通信制課程を卒業できたようなので、表題通りご報告です。3年次編入で入学したのを二年間できっちり卒業できたのは当初の計画通りの修了なので、これはささやかな自信になりました。自己肯定感というのは、ときどき確かめるものだな、と改めて感じます。
さて、以上のご報告って、詳細は別のところに書いたり本人が自慢して回ったりしていることでしょうから、それでおしまいにして、次回作のお話をさせていただこうと思います。
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この書類は2023年3月24日に配布が決まったもので、これを先日遅れて取り寄せたものです。一年も経ってなぜ、という感じですが、勿体ぶらずに種明かしをすると——
ということで、いつものラブライブ!芸なのでした(続きます)。
ロースクールへの進学を決心したのかと期待させてしまっていた方々には申し訳ないのですが、今回取り寄せた『入学案内』というのは、ラブライブ!シリーズでは伝統的に「そのシリーズが企画発表になると『入学案内』という名目でパンフレットが配布される」という、新聞の号外が配布されるようなイベントがあって、これを取り寄せたのでした。蓮ノ空の企画発表時は忙しかったり心の余白がなかったりで、手元になかったのですよね。Twitterで参加表明をするだけでよかったのか...…
つまり、仰々しく『入学案内』と表記されているそれは、学園アニメの世界観を模した単なるパンフレットであって、それが欲しくなったのでメルカリで取り寄せたという、それだけのことでありました(めでたし)
そして、ここまで読んでくださった読者の皆様におかれましては、私(わたくし)としてもこれ以上ラブライブ!芸を披露するのもいささか心が痛むというものですから、真面目な話で締めくくりたいと思います。
大学を卒業するにあたって考えていたのですが、何か過去の自分に言えるとすれば何をアドバイスするのが良いだろうかと。細かいtipsがいくらでも思い浮かぶのですが、結論として、「あえて何もアドバイスしない」をするだろうなと考えました。というのも、入学当初の自分は戦々恐々としており、調べすぎというくらい情報調査をし、熱意に満ち溢れていたからです。
入学当初の熱意で足りていたし、もっと言うとこれが卒業までに減衰したなと思うのです。薄々これを自覚していたからこそ最短で卒業することにこだわったのですが、どうやらそれは、良き理解者なりの先見の明だったようです。
卒業するまでに実際は役立たなかった情報まで調べていたり、遠回りな勉強をしたりしましたが、無駄がありつつ、無駄ではなかったのです。成功者がよく言う綺麗事として、「何事も無駄になることなんてない」という自己啓発がありますが、あれには長いカッコ書きが潜んでいるのだと思います。どういうことかというと、
「何事も(清濁併せて調べておくとか、必死になるその熱意こそが重要。全ての点と点が線で結ばれるなんてバカバカしいことは起きなくて、本当に必要だったのは2割程度だったけれど、それでも熱意というただ一点において必死にならなければ『何事も』経験するなんてこと自体ができなくなってしまうから、必死になることは)無駄になることなんてない」
これが真理だろうと思うのです。
情報だらけで忙しい社会の悪いところは、こういう金言めいた言葉のカッコ書きが欠落してしまって、ペラペラのスローガンと化した自己啓発を、各々が都合よく“事故”解釈してしまうところだと思います。発言する側も短く発言することが要求されてしてしまうし。もっと言うと、これを自分の身をもって実体験で捉えるのが重要で、そうなってくると良い自己解釈に落ち着いてよろしいと思うのです。「何事も無駄になることなんてない」というのは「そういうこと」なのですが、それを泥臭く「どういうことなのか」と具体的に体得していくことは、その状況毎にこれからもやっていきたいと思います。
——と、真面目な話を散々させてもらいましたので、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの紹介をさせてもらって本稿を閉じたいと思います。
ひとまずストーリーのみご視聴いただけると幸いなのですが、これはライブパートを含めたりすると一話あたり1時間半くらいで、現時点で17話まで公開されています。何事も無駄になることなんてないので、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブを、是非よろしくお願いいたします。