未だに正解がわからない。
子どもが不機嫌なときにどう接するべきか。どのラインまでいったら厳しく注意するべきなのか。子どもが泣いたときにどう向き合うべきなのか。子どもの気持ちは落ち着くまで受け止めてあげるのが大事…、「よしよし、嫌だったよね」…、これで本当に良いのだろうか。甘やかしてしまっていないだろうか。わがままな子にならないだろうか。親の手が届かない世界でつらいことがあったとき、乗り越えていけるだろうか。
むずかしい。しかし、この葛藤はきっと必要なものだ。子に向き合うときの「ちょうどいい」の加減はすぐに崩れてしまう。気を抜くとつい甘やかしてしまうし、「言うときはちゃんと言わないと」と思えば、つい厳しくなりすぎてしまう。いつまで経っても「これでいいのか」と不安になるくらいがちょうどいいのかもしれない。