夕暮れ頃に娘と二人で犬のお散歩をすると、これ以上ない幸福感で満たされる。ねっとり温かい風も気持ち良い気がしてくる。片手は犬のリードを、もう片手は娘と手をつないで、なんでもない話をしながらゆっくり歩く。帰りはポケモンの名前しりとりをする。得意げに「スイクン」と答える娘。名前が出てきたことをいっぱい褒めたい気持ちと、しりとりのルールを説明しなきゃという義務感が拮抗する。
それぞれの手で握っていたものを15年後僕は触れることさえできなくなる。とんでもない中年の危機が訪れそうだ。よく考えてみれば娘と手を繋げるのはあと3年くらいか?抱っこできるのもあと2〜3年か?あああ子育てはなんてあっという間なんだ…。日本も南米のように挨拶代わりに気軽にハグする文化だったら良かったのに…!