純粋で好奇心あふれる我が子を見ていると、「優しく賢くたくましい大人になって欲しい」「毎日幸せに暮らしてほしい」「何かを生み出す側の人間になって欲しい」などと完璧な人生を歩んでくれるんじゃないかと期待したくなるが、周りを見渡せば完璧な人生を送っている大人は全く見当たらず、みんなどこかが欠けていて、幸せだけじゃなく苦しみも抱え、どこかで折り合いをつけながら生きている。
子が成長していく中で親は少しずつ諦めていかなければならないと思う。誰かに羨ましがられるような人生を送らなくて良いし、常に優しくなくて良いし、自分を守るためにずる賢いときがあっても良い。親としては、勝手に期待して、勝手に焦ったり失望したりしないように気をつけたい。