Disagree and Commitは好き

cba
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という話を仕事で何度かした。前職ではよくこの言葉を見かけた。

意味として自分が捉えているのは「自分は違う意見を持っているけど、それに決まったなら全力で取り組むよ」という感じ。

例えば、この機能をどう実装するべきか、という議論で、僕はこういう実装がいいと思う、他のメンバーは別の意見がある、みたいなときにチームとして別の案に決まったとして「自分はそれがいいとは思わないから非協力的な態度を取る」ではなくて「自分には違う意見があるけど、それにチームとして決めたなら全力で取り組むよ」という感じ。

結局のところ、多くの判断はどちらでも大丈夫だったり、あとで変更することも可能だったり、好みの問題だったりする。全員の納得を得ることに時間を使うより、その時間で開発を進めるほうがはやくユーザーに機能を届けられていい。

今のチームにはテックリードはいない。全員がリーダーのようなものだ。だから、大きめの設計が必要なものに関しては、設計のオーナーを置くようにしている。そのオーナーがたたき台をつくって、いろんな意見を集める。あとは好みの問題だなとか、これはあとでどうとでもなる、ってものは、その人が決めてしまえばいい。

だから、自分は意見を伝えるだけ伝えて十分に議論したら「あとはもう好みだから自分の納得は必要ないよ。違う案になったとしてもDisagree and Commitするから」って感じで話している。