ハイキュー映画公開されたな。めっちゃ観に行きたいけど明日(今日)猫の半日健康診断あるからしばらくお預け。映画になった試合の結果全く知らんから、なんとかネタバレ防ぎたいところ。
てことでまずは原作読み進めようと20巻まで来た。ここアニメでも最高に昂った。天童覚のブロックに対する気持ち、あまりにわかる。わかりすぎる。
小さい頃から誰より運動神経悪いくらい運動苦手やった。でも身長だけはあったし、中学で知識も経験も全然無いままバレーをやり始めた。めちゃくちゃ苦労した。手術しても治らん斜視で距離感も掴めんし、乱視で全部二重に見えるし(眼鏡は作ってもらえんかった)。んでも、コツはあれどただ上に飛ぶだけで、圧倒的にデキる人間たちからブロック勝ち取れることが多々あった。スパイクが強ければ強いほどミートすれば速く叩き落とせた。あの瞬間の興奮たるや。
相手の動きをよく見る、直感にも頼る、目線逸らさずかがんで斜め前に手突き出しながら飛ぶ、バチッ!って手のひらに伝わるボールの衝撃、直後に床に落ちる音、ネット挟んで目の間の敵の悔しそうな顔、手に残る痺れ。ブロックフォローで床にひれ伏した敵レシーバーを上から見下ろすあの感覚。イきそうになるレベルの快楽よ。白鳥沢戦を読んでると、あの気持ちがリアルに蘇る。敵を間近で睨みつけたり、セッターやスパイカーを視線や手の動きで脅せるのもブロックの面白味やった。
それと青葉城西戦に続きピンチサーバーの活躍っぷりも最高。味方も敵もサーブの瞬間だけは絶対に邪魔できんあの独特の瞬間。時間の猶予は笛吹かれてからの8秒間だけ。山口の奮闘と葛藤見てると泣きそうになるもんな。
体育館内がシーンと静まるまでできるだけ粘り待ちして、できるだけ相手が嫌がる、できるだけ意味の分からん動きをする無回転サーブを放り込むあの緊張感がたまらなく好きやった。
ロクなスパイクも打てず、レシーブもトスもボロボロ、唯一できるのが一人でも戦えるブロックとサーブやった。けど、ただその2つだけの武器で点を稼ぐのが大好きやった。どんな強い相手でも、ドシャットブロックと無回転サーブの前ではすっ転んでた。最高やった。
特にサーブは連続得点したら文字通り純粋な独壇場になるからより興奮した。敵も味方も観客もみーんなが自分を見てて、サービスエース取ったり相手のプレーを乱せば試合が進む毎に警戒されまくる。より見つめられて、怯えられて、大声出させられて、それがたまらなく気持ちよかった。
こんな湧き上がるあの興奮を思い出させてくれる漫画はすごい。ハイキュー、いい作品や。