得意不得意の差って何なんやろ

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こないだ掃除機かけてたら、旦那のデスクにノートを発見した。なんか音楽用とか仕事に使ってんのかなって特に気にしてなかってんけど、どうやら最近英語の勉強をしてるらしい。

旦那は洋画のが好きなタイプで、お気に入りのチャーリーとチョコレート工場の英語版の本買って、それ読み上げてるYouTubeの動画聞きながらノートに書いて音読して録音したのを確認して、ってのをゆっくりやってるとのこと。

昔からこつこつ何かを続ける努力がうまい人で、毎日ベース練習、と銘打ってそれも100日連続達成した。そこに英語の勉強も足して毎晩やってる。地道な努力とか基礎練とかとにかく苦手な自分からすると、ようそんなちゃんと続けられるなぁとその習慣付けの上手さめっちゃ尊敬する。

そんでさっき相談されてんけど、何日続けても英語のリズム感が全然掴めんらしい。数年前に発音やリンキングについて聞かれたとき、自分が子供の頃に練習した方法で一緒にやったことがある。

好きな洋楽の歌詞を用意して、まずはゆっくり1単語ずつ発音する。それができたら、どこの語尾と語頭が繋がってるか確認して、その部分を発音してみる。が、これが中々うまくいかん。舌や唇をこう動かすとこんな音が出るよ、と何度やってみせても、いわゆるカタコト発音になってしまう。ゆえに曲を流すと全くついていけんくなる。

我も別に英語は話せんし、むしろ知識でいえば今や旦那のが圧倒的にある。しかし聞いた音をそのまま再現するってのが、旦那にとってはめちゃくちゃ難しいらしい。ちなみに歌に関してもハチャメチャに音痴である。耳の問題か脳の処理の問題か、一体どこで躓いてるのか我にはわからんかった。

尚旦那はガッチガチの理系で、ノート数ページに渡る計算だのなんだのは平気でできる。数字の処理に長けてるから家計管理も丸投げしてる。気づいた時には株もいろいろ始めてた。

一方我。ガッチガチの文系やと思われる。ド田舎産まれド田舎育ちの割に、中学高校と英語圏の人と交流する機会が多かった(旦那も地元同じで中学も同じやけど)。オーストラリアから来た留学生?やらバックパッカー的なよう分からん人たちと何度もパーティしたり、ホームステイで同じくオーストラリアの女の人が家に来てしばらく一緒に生活したり、逆に自分がオーストラリアに10日間の短期ホームステイしたり(オーストラリアばっかりやな)。

英語の勉強に躓いた記憶は特になく、先生にはやたら発音褒められて、実際上記の人たちに「発音いいね!」って言われて話しかけられることも多かった。自分で練習してた発音と全然違うぞ?と思ったら、その場で耳澄まして聞いて覚えて真似っ子したら、そこはまぁなんとかなった。いざ目の前にリアルタイムで会話する人間がおると、恥も捨てて裸一貫体当たり勝負するしかない、っていう思い切りの良さはあったと思う。

そんで逆に計算とか引くくらい苦手。覚えりゃなんとかなる科目は100点に近い点数取れたけど、計算必須の数学や化学は赤点も取った。先生にめちゃくちゃ驚かれた。数学の先生にはテストの壊滅的点数の横に赤ペンで「どうした?」って書かれたのも覚えてる。数式とかベンゼン環とか化学式とか一生分からん。数学化学と宇宙は偉大なり。

ついでに手先は器用な癖に身体全体使う運動も下手くそである。なぜかダンスは練習したらできたけど多分音楽楽しむときの脳みそ使ってたからやと思う。

人間誰しも得意不得意あるやろうけど、この違いって脳のどこが原因になってるんやろね。普通に不思議よな。

あ、それで思い出したけど、こないだ旦那とスタバのドライブスルー寄った時、出身県が同じというバイトの子に話しかけられてんな。住んでた都市も隣である。助手席の我、テンション爆上がり。が、旦那は何も話せず引きつった笑顔で戸惑ってる。バイト君も不慣れなのか作業しながら会話する余裕は無さそう。助手席から船場吉兆の如く「◯◯(商業施設)とかよく行ってましたよ〜」って話題吹き込んで旦那がそれを話して、ってやったけど1ターンで会話は途絶えた。

ドリンク受け取って車走らせたとき、「俺こういうの全然できんわ…コミュ力無い…苦手…」って呟いてた。んでふと疑問に思って、それコミュ力の有る無しやなくて、相手に興味ゼロやから会話する気が起きんのでは?って聞いたら、「あ、そうかも」って納得してた。かつて劇的人見知りやった旦那も興味持った相手なら多少は話せるし、ラリーは苦手でもきっかけ掴めばなんとかなるはずなんよな。我と付き合い始めてから、そんで仕事で他社の人とも話すようになってからかなり人見知りせんなったし。

こんな感じで、興味の無さから不得意って思い込んでるものも、結構自他ともに多いんやろな〜〜〜って思った。って話。