日記 2024.1.25

ce_ss111
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字書きを自称しているんですが本を読むのがほんとうに苦手で、年に1冊読めば多い方……という体たらくです。あまりにも不甲斐ない……そのせいで一向に語彙は増えないですし、上達もしないんだろうなというのはわかってはいるのですが。無理して読んでも具合悪くなるだけなので、インプットはネットをうろうろするくらいにしています。そんなわたしが久しぶりに出会ったのが、ラテン語さんの『世界はラテン語でできている』です。大学時代から語学は好きなのですが(※できるできないの話ではなく好き嫌いの話です)(……)しっかり勉強をするとなると腰が重いので、時々Xくんで追っていた方の著書を手に取りました。

なぜ日常で使う機会のないラテン語を……というのは、言うまでもなく原稿の何かの参考になったらいいなの気持ち、ただそれだけです。わたしが過去発行した作品では、なるべく英語表現ではなく日本語表現にしたり、仮に使うとしてもできればラテン語を使用するように心がけています。(推敲もれで多々英語表現やカタカナ表現が出てきますがご容赦ください)思い起してみると、好きが祟って大学時代にLotRのエルフ語を勉強したりもしたなと、懐かしくなりました。せっかくなので過去作からいくつかラテン語を使用した章タイトルを紹介しておきます。

  • ヒエムスに咲く天花

    hiems 冬 

  • 潮騒のパンタシア

    phantasia 空想・幻想 

  • アドアステラ

    Ad astra 星々へ・星へ至る・星のように高いところへ

  • ロサアルカナム

    rosa arcanum 神秘の薔薇

  • Prosit!

    乾杯!(「利益がありますように!」)

アドアステラがいちばんのお気に入り。この他にも、地下水路の石碑の文字や作中に出てくる本の一節、フィガロが謳う譜は全て、ラテン語の文章になっています。文法は全くわからないのでめちゃくちゃです。譜の内容はきちんと日本語で意味のあるものにしてあるので、それはいつか気が向いたらここに書きます。

『世界はラテン語でできている』、右開きの横読みという、ただでさえ本を読むのが苦手なわたしには慣れなくてさらにハードルが高い本ではあるのですが、数ページ読んでみたところラテン語さんのXくんのツイートと同じくらい読みやすいのでこれならば少しずつ読み進められそうな予感がしています。勉強にしろ苦手な読書にしろ、対象が好きなものの内容だと楽しくできるんだなと改めて感じています。まほやくはラテン語と切っても切れない縁があると思うので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください…!

@ce_ss111
うたかた日記