国際芸術祭あいち2025「灰と薔薇のあいまに」へ行ってきました!
感想とはまた別に、行く前に知っておきたかったな〜と思ったことをまとめます。
⚪︎公式ガイドマップが便利
→各会場で配布している公式ガイドマップ小冊子は、展示会場マップから各会場の開館スケジュール、シャトルバスの時刻表まですべて網羅していて大変便利。
→公式サイトでpdf版をダウンロードできるので、事前に読み込んでおくのがおすすめです。
⚪︎1日ですべてを回るのは難しい
→名古屋市の中心部(栄)にあるメイン会場の愛知芸術文化センターと、それ以外の会場である瀬戸市のまちなか、愛知県陶磁美術館はかなり距離が離れています。
→瀬戸市のまちなか-陶磁美術館間はシャトルバスが出ているので、メイン会場、瀬戸エリア、それぞれ1日みておくといいかも。
→理想を言えば、各会場1日あると余裕をもって回ることができます。
⚪︎パフォーマンスアートも楽しもう
→あいち2025では世界中のアーティストによるパフォーマンスを見ることができます。私は2つ観ましたがどちらもよかった!日程を調べておくのをおすすめします。
→パフォーマーのうち何人かは会場に別途作品を展示していたりするので、それを予習として事前に見ておくとパフォーマンスの理解が深まるかも。
以下、各会場について。
●愛知芸術文化センター
⚪︎下から見る!
→メイン会場となる愛知芸術文化センターでは、8階と10階以外にも作品が展示されています。
→上の作品をじっくり見ていると下に行く時間がなくなったり、存在を忘れてしまう……なんてこともあるので、下のフロアから上へ向かっていくような形にするとスムースに鑑賞できるかと思います。
→具体的に言うとB2-B1-2-8-10の順番。8階と10階はどっちが先でもいいのですが、私は8階の後に10階をおすすめします。理由は後述。
→疲れたら8階のラーニングセンターで休憩を。
⚪︎映像は8階、絵は10階
→ほとんどの映像作品は8階に集中しています。49分、45分、35分とそこそこ長いやつがあるので、これを後に回すと時間が足りなくなる……なんてことも。
→映像作品もがっつり見たい!という人は、8階を先にして、次に10階を見るのがおすすめ。
→10階は大規模なインスタレーションや絵画、写真などが目立っていました。
●瀬戸市のまちなか
⚪︎北と南
→ガイドマップにもありますが展示会場は瀬戸川の北と南、ざっくり2エリアに分かれて点在しています。
→移動がきついのは断然北エリア!アップダウンが多く、小高い丘の上まで延々と登り続けないとたどり着けない展示も。
→南エリアと北エリア、体力と相談して順番を決めてください。
→市内の移動は細い路地も多く基本的に徒歩が推奨されているので、歩きやすい靴で行きましょう。今の時期は熱中症にも注意してください。
⚪︎ラーニングセンターせと
→南エリアにあるラーニングセンターせと。ここではあいち2025についてより深掘りできる資料があったり、ワークショップがひらかれたりしています。
→休憩することもできる(Wi-Fi、給水機、電源タップあり)ので、街歩きに疲れたらぜひここへ。
●愛知県陶磁美術館
⚪︎アクセスについて
→陶磁美術館は瀬戸市(尾張瀬戸駅)からのシャトルバスか、もしくは地下鉄を乗り継いでリニモ「陶磁資料館南」駅から徒歩で行く方法があります。
→ただ陶磁資料館南駅から陶磁美術館まではそこそこ歩きます(徒歩15分)
→ルート自体は高低差が激しいわけではなく歩きやすいですが、猛暑のなか歩き続けるのはきついので、日傘やUV対策は万全に。
→利用してないからなんとも言えないですが、たぶんシャトルバスのほうが楽なんじゃないかな……
⚪︎クォン・ビョンジュン《ゆっくり話して、そうすれば歌になるよ》について
→陶磁美術館では韓国のアーティスト、クォン・ビョンジュンによるサウンドインスタレーション《ゆっくり話して、そうすれば歌になるよ》が体験できます。日時指定制で、予約推奨。
日時:
10月25日(土)~11月9日(日)9:30~16:30
※11月1日(土)は9:30~19:30
※10月27日(月)、11月4日(火)は休館
→ これはアンテナのついた特殊なヘッドホンを装着、陶磁美術館近くの芝生広場を歩き回ると、鑑賞者のいる場所によって聞こえてくるものが変わっていく……という作品。
→この芝生広場がかなり広く、また場所によっては背の高い草がたくさん生えていたりすることもあります。雨の日はぬかるむ場合もあるとか。
→なるべく歩きやすい靴を履き、ショートパンツなど脚が出るボトムスは避けた方が無難。
→作品の鑑賞時間は最大60分。野外をずっと歩き回り続けることになるので、暑さ対策や水分補給などを忘れないようにしましょう。雨の日なら雨具必須です。
→ちなみに予約時、日本語音声以外に韓国語/英語が選択できます。韓国語がわかる人はぜひ韓国語にしてみてください。
⚪︎広大な敷地
→今回初めて陶磁美術館に行って知ったのですが、とにかくこの美術館の敷地は広い!美術館本館以外にも展示スペースや茶室、古窯跡に陶芸体験のできる施設など、いろいろあります。またそれらにも作品が展示されています。野外に設置された作品も。
→これをじっくり見て回ると確かに1日かかるかも……特に茶室にはかなり長い映像作品もあったりします。
→クォン・ビョンジュン作品を体験しないという人でも、ぜひ歩きやすい靴を履いてきてください。
⚪︎コレクション展
→あいち2025のチケットで、陶磁美術館のコレクションも観ることができます。
→これが大変充実した内容で、中国のやきものはもちろん、イランやベトナムやカンボジアなど、世界中のやきものを楽しむことができます。
→今回のあいち2025では会場となる瀬戸とのつながりで、陶芸を制作手法に取り入れた作品も多く出品されています。ぜひコレクション展もご覧になってみてください。
以上です。
会場によって休館日がズレることもあるので、ガイドマップ最後のページにある営業カレンダーを参考にしてください。
ちなみにどの会場も順路はないので、巡りやすいルートを自分で組み立てて鑑賞するのをおすすめします!