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『スティグ・リンドベリ展』に行ってきた話

みずのと みかげ
·
公開:2026/9/22

横浜髙島屋で開催しているスティグ・リンドベリ展を見てきました。リンドベリは名前は知っていても全然詳しくありません。

印象は「北欧デザインでなんか昔からよく見るやつ」。

さらに無知な私はこう思っていました。

違いがわかる女になりたーーーい!ということで、チャレンジしたリンドベリ展。結論から言うとすごく良かったです。楽しかった。

このポスターに使われているデザイン、見たことがある人も多いと思います。私もこのイメージだった。

以降は個人的に好きだと思ったものを載せていきます。

プラム。これもよく使われてる。

イラストが繊細で、食器なんだけど食器にしたくない。

白樺をイメージしたシリーズ。白樺の木の質感を陶器で出しています。

テーブルウェアの展示。リンドベリ家では毎日この食器で食事をしていたのだなと思うととても楽しそう。羨ましさすらある。

リンドベリ自身の芸術性と世間の需要が一致しない時期もあったようで、うまく折り合いをつけながら仕事をしていたのが伺えました。ファイアンスシリーズは特に華やかで、世間から評価されたのも頷けます。しかしリンドベリ自身は元々食器よりも陶芸家としての気質のほうが強く、休暇があったらずっと陶芸をしていたいって言っていたらしい。休暇がないくらいに成功した傍ら、デザイナー・クリエイターとしてずっと走り続けるのはしんどいのにすごいなあ…と思いました。

特に気に入ったもの。ファイアンスのワイン差し。実った果実のようなものを持った女性。これがテーブルに乗っていたら絶対に楽しい気分になる。

玉ねぎ。

花瓶だったかなんだったか。筒状をそのまま塔に見立てて描いたパレードシリーズのひとつ。男性がバラバラになっているのは謝肉祭を表していること、リンドベリがピカソなどのシュルレアリスムに影響を受けていたからだそう。

影響といえば日本の伝統陶芸からも大いに影響を受けたらしく、帰国してから新しく挑戦した作品や、日本を見て回る最中に作った作品もありました。特にこれはびっくりした。漁師らしいんだけど、あまりにも土偶の顔をした恵比寿様。

今までの作品とは明らかに違います。

陶芸の側面としても多数の作品を残していたリンドベリ。色使いと作りこみにこだわりが感じられて、家に置いてあったらぜーったいに素敵だなというものばかり。作品ひとつひとつが「他のものと何か違うんだよな」というオーラを纏っています。

花瓶らしいんだけどどこに花入れるのかわからなかった…。

めちゃめちゃ気に入ったやつ。ナルシス。よく見ると映った自身が微笑みかけています。その他のパーツもよく見ると非対称なのはわざとなのか、違うのか……。

そしてリンドベリはテキスタイルも手掛けていたそう。私が大好きなテキスタイルってやつ。たしかにこうして見るとピカソが好きなのがよく分かる…。

余談ですが、展示会行った次の日にIKEAに行ったらこのテキスタイルのデザインによく似たクッションカバーがあったので北欧デザインの大御所なのだな~こういうふうに連なっていくのだな~としみじみ。あと「知ること」って楽しいなと改めて実感しました。

番外編として、リンドベリはリサ・ラーソンを引き入れた人物らしく、リサ・ラーソンの陶芸作品も展示されていました。

こうして見るとリンドベリの系譜に連なったデザイナーであるのだなと納得できます。

よくみるネコちゃん。

最後に展示会・企画展といえば!!!!物販コーナー!!!!正直ここがサビみたいなところもある!!!!今回買ったのはじゃじゃん。

ポストカードと真鍮でできたブックマーカー(約3,000円)

愛用の富江ブックマーカーと一緒にぱしゃり。これで読書します。

北欧デザインが好きだし、好きを知るって楽しいなと思いました。広さや展示数も物足りなさは全くなく、かといって疲れない塩梅だったので最後まで集中して観てまわれたのもよかった。

しかし、やっぱり思ったのは「私はミナ・ペルホネンが好き」ということでした。別のところでも北欧デザインの展示会をやっているので、それも来月くらいに行けるといいな~~。