3/29 好きなアニメで、推しが差別をする回

チェス記
·

 14時ごろにヌルリと起き出す。

 アパートの玄関を開けると、ZOZOTOWNの箱が届いていた。スマホケースを買い間違えたため(紛らわしいデザインのものが同じ商品の色違いとして売られていた)、買い直していた。それが届いたのだ。妥協して最初に届いたものを使おうかとも思ってみたのだが、返品&買い直しを決意した。めんどくせと思ったが、実物を見てみるとやはり買い直して良かったと思う。

 大学に向かう。途中のコンビニでK-POPの何かとコラボしたコーラ(?)を買い、間違えて買ってしまったスマホケースを送り返した。

 大学の前の交差点で、女性にビラを渡された。この近くのコミュニティスペースで「女子会鍋パ」をする旨のビラで、日時欄にはビラを渡された時間の2時間後ぐらいに始まると書いてあった。「大学に信頼できる友達がいない人、居場所がないと感じている人、一緒に鍋をしませんか?」といった文句が書いてある。

 下衆い勘繰りになるが、開始2時間前になってビラを配っているということは参加者が思うように集まっていないのだろう。こういった、行き場のない人のための場を作る取り組みは積極的に支援したい。それに、もう二度と会わないだろう人と適当に喋るのは嫌いではない。行こうか迷った。

 しかし、この大学にはサークル勧誘のふりをして悪質な団体への加盟を迫る人々が出没する。一応Twitterでサーチしてみると、主催者さんのアカウントが見つかった。

 私の2個上である。

 ビラには、「女の子」が対象のイベントと書いてあった。

 これはあれじゃないか。18歳から20歳ぐらいの若者たちが対象で、私のようなもうすぐ大学院生の年増(エイジズム失敬)はお呼びじゃないんじゃないか。

 というわけでイベントには行かないことにした。心残りが生じないようにビラをシュレッダーにかける。

 そもそも私にはやらねばならぬことがあるのだ。今月末が締め切りの翻訳コンテストの原稿が半分以下しかできていない。完成までにはあと10時間ほどを要し、私はどんなに頑張っても日に4時間ぐらいしか翻訳ができないので、これはすなわちピンチである。

 頑張って2時間ぐらい翻訳をし、アクシデントが発生したので帰途につく。

 トイレに行こうとするも、研究室のあるフロアのトイレには「断水中です」と張り紙がしてある。しょうがないので7階から1階まで降りていくと、そこにも「断水中です」とある。どうも建物全体が断水中らしい。どうやら雨が降ったらしく、濡れた地面を這ってカサコソと隣の建物に行く。

 帰りにスーパーに寄り、スプラトゥーンのポテチと鍋の素と赤飯を買った。家にある野菜と肉で鍋を作る。鍋が煮えるまで赤飯を食べて待とうと思ったが、鍋が煮える頃にはお腹がいっぱいになっていた。

***

 ダンジョン飯4話をようやく試聴。ダンジョン飯が好きすぎて、ベストコンディションの時にじゃないと新しいエピソードが試聴できない。ダンジョン飯が好きすぎて、オープニングで泣きかける。

 オークを差別するマルシル、マルシルらしくていい。自分も差別を受ける生まれでありながら、エルフ社会に根付いたオーク差別は内面化しているのだ。彼女の純粋ゆえの視野の狭さがよく表現されていて、つくづく久井先生はキャラクター作りがうまいと思う。

@cesuki
他人の生活(善き人のためのソナタ)