2/27 圧

チェス記
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 一昨日(25日)一日中出かけていたので昨日は一日中寝ていた。そうしたら眠れなくなって、結局徹夜である。

 今日から帰省だ。冷蔵庫を空にすべく、急遽卵を2個とソーセージを2本焼いて食べる。

 突如としてバレットジャーナル術を導入してみようかと思い立った。万年筆のインクと相性が良くなくてほったらかしにしていたノートがあったので、それを使ってみる。すでにウィークリー手帳が同じ役割を果たしている気がせんでもないが、春休みの間しばらくウィークリー手帳と並行してやってみようと思う。

 指導教官に卒論を改稿したものを渡さなければいけない。15時に研究室に来るよう言われたので、早めに大学に行って用事を片付けることにした。

 用事とはすなわち春休みに読む本の貸し出しである。いやいやながら帝国論とナショナリズム論の文献を借り出す。思えば3年前から、指導教官にこれら2つの分野を押さえるよう言われ続けてきていた。ついに卒論の口頭試問でも言われてしまったので、重い腰を上げたというワケ。私の学生証は今年度で有効期限が終わるので、本来ならば4月頭まで本を借りられるところ、3月末に本を返却しなければいけなくなる。来年度も在籍しますよという証明書をもらい、それを係の人に見せて返却期限を4月頭に伸ばしてもらった。

 生協で食材を買い込む。生協電子マネーの残額がなぜか潤沢にあったためである。帰省した後は木曜の夕方まで留守番なので、その間の食料を少しでも調達する魂胆。自炊はしない魂胆。

 指導教官との約束まで時間があったので、研究室で先輩とだべった。来週末の研究発表会に向けてアブストを提出しなければならないことが発覚。その締め切りが今週末なことも発覚。まずいぞ……

 研究室に置きっぱなしにしていた、1970年大阪万博のブルガリア館の公式パンフレットを回収した。そんなものを研究室に置きっぱなしにするんじゃないよ。中身を見てみたら共産党史観特有の口うるさい文体でブルガリア史が饒舌に語られていた。

 指導教官とは少し研究の話をした。私の苦手な先生に研究を送ってもいいかもしれないと言われた。絶対に嫌だ。先行研究を書いた先生が私に期待をかけているらしい。頼んでないのに本を貸してくれたし、圧を感じてはいたのだが、やはり研究者の目から見てもそうなのか。期待されればされるほどさっさと就職したいという気持ちが強くなる。

 その後は本と食材で膨らんだトートバッグを抱えてエッチラオッチラと下宿に帰り、少し絵を描いて(?)出発。

 移動中の感想

・乗り換え駅のエレベーター前で訪日観光客と思しきアベックが接吻をしまくっていてすごかった。

・トランクに紙類がギチギチなので重たい。

・新幹線ホームの自販機でポッピングシャワーのアイスを買った。

・新幹線の席は基本 ①④ ③⑤② という順に埋まっていく(伝わりますかね)。今日の私は②だったのだが、③と⑤にふたり連れが座り、人間の存在感が放つ圧が伝わってきて嫌だった。冬場の人間は嵩張るため、その点でも嫌である。

・新幹線で古賀さんの本を読もうと思っていたが、うたた寝していたら品川に着いていた。

 帰宅したら猫が床と母親の座布団にゲロを吐いていた。

 先述した、先行研究を書いた先生が貸してくれた本が実家に届いていた。見てみる。助かる。しかしその中にイデオロギー的に問題のある(言ってしまえば共産党プロパガンダの)本が混ざっており、先行研究はちゃんとこれを批判する視座から書かれているのだろうかとかなり不安になった。

 やることが…やることが多い…!でも今日はもう寝ます

@cesuki
他人の生活(善き人のためのソナタ)