バチェロレッテ3 Ep5-6感想

cha93
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公開:2024/7/11

■Ep5

2on1デート会議の続きから。


Ep4の最後、まさかのバチェロレッテ(恋愛リアリティショー)から「トラウマ」というワードが繰り出されたことに私はひどく驚き、動揺した。山本さんの主張と、周囲の反応(受け取り方)を画面越しで見ながらガチ凹みしていた。

彼が言葉にした生育過程でのトラウマは、山本さんにとってきっと相手(バチェロレッテ)と向き合うためにも避けて通れないものであり、でも側から見たら自分勝手な言い分に聞こえるという雰囲気もよくわかり、なんというか本当にずっしり重くて落ち込んだ回だった。


カットインしたのか一晩寝かせたのか、そんな重たい雰囲気の前回ラストからスパッと仕切り直しをしてその場を回す山本さんを見て、心底カッコいいと思った。切り替え早ぇぇ。頭の良い人はこうも違うのかという感動。(小並感)

最終的に、バチェロレッテへの熱量を鑑みて聖士(北森さん)を推薦したのにもグッときた。推された聖士は何故か涙ぐんでいて、その時は「なんでだろう??」と思ったのだけどその理由があとあとわかることになり、あらためて大好きなシーンになった。

もうあまりEp5の記憶がないので共感推しの山本ニキ中心の感想になるが、彼の去り際の言葉たちは本当にすばらしく、私は涙が溢れて止まらなかった。

「俺は俺のままで 立派なんだな」

バチェロレッテ亜樹さんとのやりとりを通じてトラウマの蓋がこじ開けられ、弁明しようと・向き合おうと一時は考えたものの、(どの過程で気付きや消化に至ったのかはわからないが)最終的に「トラウマも含めた自分が、ほかでもない自分自身」という答えを出した彼の言葉や瞳は、ひたすらにまっすぐで最高に輝いていた。

人が何か気付きを経て、変化し成長していく様はやはり尊いの一言に尽きるし、ショーであってもその人の内面や普段の振る舞い、思いがけない思考の癖なんかを客観的に眺められて、自身の感情や人生に重ねたり、他者(視聴者)の感じ方を見聞きできるリアリティショーが私は大好きだ。演出しようとしても滲み出てしまうものこそに、本質が垣間見える気がするから。


■Ep6

・みんなで田植えデート

もっとドキドキするようなロマンチックなデートを企画せんかい‼︎(To Amazon)という声がSNSでは散見されるっぽいが、これめちゃくちゃいいじゃーん‼︎と私は思った。こういう共同作業系、人となりがすごい出ると思うので。(しかも、バチェロレッテ亜樹さん以外は初めての体験である)

あとあと考えると、一番(田植えを)一生懸命に頑張っていたであろう聖士をここでツーショットで誘って1対1で話せていたなら…‼︎という気持ちにどうしてもなってしまうけれど、フラワーバスで自身のルーツについて語るぐっちを見れて本当によかったので悩ましいところ。

詳しい内容は割愛するが、本当に、本当に素敵な話だった。お母さんはもういないけれど、その要素を受け継いだ自分がここにいる、それを大事にしようと思ったと。そして彼は、「不幸だとは思ってない」とも言っていた。それはこれまでの彼の言動や振る舞いを見ていて十分に伝わってくることだ。生まれてから大学在学中までの間に、たくさんたくさん受け取って、失ってなお自分の一部にしている人の実感のこもった言葉だと思った。ここでも泣いた。

今回のバチェロレッテでは、ルーツという単語がよく出てくるような気がするが、自分を形成している要素を(他者に伝えるため)言語化しようとした時に、自分の親、両親の存在は切っても切り離せないものなんだなぁと改めて俯瞰できたりした。

そういう意味でも、バチェラーバチェロレッテシリーズを始めラブイズブラインドなどの「家族が登場する系」のリアリティショーを見るたびに、さまざまな家族のかたちやあり方を目撃できるような気がして、嬉しいのだ。親から継承している人も、反面教師にしている人も、ひな形の存在はやっぱり大きいと感じるから。

・梅ちゃんツーショット花火デート事件

様々な物議を醸しているらしいこれ、1周目ではまるで理解ができなかったのだけど、今日2回目を見てみて感じ方が少し変わった。

デート中の梅ちゃんの心ここに在らずな顔は、決してつまらないからだとか、亜樹さんを女性として見ていないからという理由じゃないような気がした。

どちらかというと、彼がローズセレモニー前後で話していたインタビューの内容がそのまんま正なんじゃないかと思った。

「自分はロマンチックな雰囲気が苦手だし無言になるのも好きだから、前回(ホワイトローズデート)とは打って変わって普段の自分を全面に出してみたけど、その自分では亜樹さんと上手く噛み合わなかったために、友達っぽさではなく恋人っぽさから入るべきだった」

というもの。

それを、亜樹さんに直接伝えようとしたところに「まったく同じこと思った、(私達)友達だと思った」と即座に返答され話が終わってしまった(?)という、言うなれば亜樹さんの早とちりによる結末だったんではないかと。。。だから梅ちゃん、最後のインタビューで「後悔がある」と話していたのでは。スタジオメンバーも全員「???」となっていたし、何より編集の切り方に明らかに違和感があったので大変わかりづらかったが、あれは言葉と伝え方のすれ違い、認識の齟齬が起こっていたのではないかと感じた。

でもまぁ、そこが噛み合わない時点で相性がよくないと言われればそれまでなのだが😭、まさかのここで梅ちゃん敗退、本人も言っていた通り聖士的には想定外の繰り上げ当選になったのだろう。(気付けばまた聖士語り)

・聖士の「弱さ」自己開示

ここよかったなぁぁぁ😭😭😭

聖士の亜樹さんへの気持ちの動機というかモチベーション(??)がここまでまるでわからないままきていたが、亜樹さんのことを常に真剣な瞳で見つめて、関係性を探っていたことだけはバリバリに伝わっていたので、このタイミングでの勇気ある自己開示に痺れた。

将来のパートナーとして真剣に考えているからこそ、弱みを先に伝えておかなくては、人から見られる(人に言われる)自分と実際の自分のギャップを口にしたんだなぁと。話しながら、戸惑いも見せつつ「全然まとまってない」と出た言葉はきっと本心で、それに対し亜樹さんが「わかるよ」って受け止めて、認めてくれて嬉しかっただろうなぁ。

とはいえここまでツーショットデートゼロ、梅谷くんまさかの脱落によりおそらく消去法で残ったと思われるので、Ep7の彼の言い分も(彼の誠実で実直な性格ゆえ)よくわかる。。。。。

・飯野さん

去り際の、亜樹さんの謝罪を遮り「大丈夫」と首を振る彼はとてもカッコよかった。

一貫して博愛主義っぽいけど、どっしりと構えた男らしさも兼ね備えているんだなぁと。その男らしいどっしり感が際立っていて、この最後の瞬間が最も輝いていたように思う。

面談カクテルパーティーでのツーショットで、亜樹さんは「なぜ自分にこんなよくしてくれるのかがわからない」と率直な疑問をぶつけて、飯野さんはビーチバレーの時の笑顔だと言っていたが、亜樹さんにとってはその「惚れられポイント」がしっくりこなかったのかなぁ〜なんて推測。

飯野さんのように人間愛が深い人が自分を特別だと言ってくれる場合、説得力のあるきっかけみたいなものが必要だったのかもしれない。


この次(Ep7)の男性3名ご家族回、内容も私の感情も盛りだくさんだったので一回ここで切る。(書くかは不明)

今回のバチェロレッテ3、いわゆる“バチェロレッテ感”的な、バチェラーバチェロレッテシリーズの企画の趣旨で考えるとヒヤヒヤする側面は多々あるのだけど(編集の見せ方のあれこれもあると思う)、参加者男性たちがとことん冷静であろうとしていていい意味でも悪い意味でもみんな正直で、リアルな男女の恋愛模様が展開されていてとても面白いし私は好き。頭のいい人たちの恋愛や心の動きを見せてくれてみなさまありがとうございますという気持ち‼︎‼︎

(おそらく編集のあれこれで)視聴者を散々ヒヤヒヤさせておいて、最後は穏やかに最後の一人と結ばれると信じたい、いや(今となっては)信じている。

結婚生活が想像できるが恋愛感情が育つのが超絶遅い口下手(⁉︎)なくっしーか、会話のテンポやノリがよくて二人でいる時の雰囲気がとても合っているけど過去の遊んでた話をしきりに口に出すぐっちかw

悩ましいけど、亜樹さんはやはり言葉や行動で示してくれることを重要視していると感じるので、この二人だったら私はぐっちなんじゃないかなぁと想像してます。医師というスペックを取っ払って接してくれる(一緒にいる時の雰囲気をより大事にしている)亜樹さんの存在は、ぐっちにとってこれまでなかったパターンであり希望にもなっているんじゃないかなぁと。

だがしかし選ぶのは亜樹さんの方だし、もしもEp8でくっしーが一皮剥けたなら逆の予想になるかもだが🤣💞‬💕

そんなこんなで、明日木曜のFINAL配信がとても楽しみ。ここまで読んでくれた方ありがとう‼︎♡♡