手術直後のリカバリールーム入室中は、苦しいことや辛いことがあれば何でも遠慮せず看護師さんに相談してください。
例えば、腕に血圧計のマンシェットが巻かれていて、1時間毎に測定されますけど、私はあのマンシェットが苦痛で早々に外してもらいました。観察に来てくださる看護師さんには測定の都度マンシェットを巻いて測定後は外すという手間になり、申し訳ないとは思いましたが、可能な限り苦痛を取り除く上では譲れませんでした。だって普通あのままじゃ休息できませんよね。
他には、指にパルスオキシメーターが装着されていますが、あれもずっと同じ指に装着していると結構苦痛なので、時々自分で指を替えていました。これは最初に看護師さんに指が痛いと訴えたら、時々替えたら良いですよと教えてもらいました。パルスオキシメーターを外して数秒立つとモニターのアラームが鳴動するのですが、すばやく別の指に装着しなおすとアラームは鳴動しないのでうるさくないですよ。同室の方がいらっしゃる場合、これは重要です。
術後の長い夜を過ごす上で時間がわからないというのは辛いので、私は前回も今回もバイタルのモニター画面を自分の方に向けてもらっていました。小さいですが、画面の隅に時刻表示があるのです。いちいち起動させなくても時間がわかるのはスマホよりも便利です。
自分で自分のバイタルを確認しながら寝ているというのは全くの個人的興味によるものですが、これ結構面白いのですよ。最初の苦しい時間帯は心拍数や血圧も高めなのですが、だんだん楽になってくるとどちらも下がってくるので、自分で回復が実感できます。
リカバリールーム入室時は時が経つのが遅く感じられるのですが、看護師さんは毎回の処置の都度、次の処置の時刻と内容を必ず予告してくださっていたので過ごしやすかったです。苦しいことも先の見通しが知らされているとなんとかなるものです。もし、予告してもらえない場合は自分から尋ねましょう!