上空200km以上のオーロラは赤い光がみえる。
なんてテレビから流れる解説を聞きながら、宇宙から地球を眺めると、ときにオーロラが見えるけど、赤い光まで認識したことがなかったな、とおもいだした。
そんな景色はまだ、肉眼でまだ見たことはない。でも、Youtubeのライブ配信でいつだって宇宙から地球を眺めることができる時代に私は生きてる。仕事しながら、夜寝る前に、私は何度もISSからの地球の映像を確認する。そこに変わらず地球があることに安心するから、ただそれだけの理由で見に行くのだけど、ときどき見えるオーロラのうつくしさも、好き。こんど観測できたときには赤い色を探してみよう。
観たい景色がある。いくつもある。そのために生きてるなとおもう。
映像越しではなくて、自分の身体で、全身のセンサーで、視覚情報以外も受け取りながら、観たい景色がある。自然の風景のワンシーンに限らない、たとえば暮らしや仕事のなかの観たい景色の瞬間はいくつもあって、そこに至るまでの過程も含めた、観たい景色。
疲れていたり、落ち込んでいたり、もうなんにもいいことなんてないなという気分のときに、思い出せるように、観たい景色は書き出しておこう。
オーロラは地球上から観れるスポット、オーロラベルトに行くことでも観れるけれど、やっぱり私は、宇宙から観たいな、地球と一緒に存在を確かめたいな。
緑色にうごめく光の帯は、竜みたいだ。日本昔話にでてきたような竜、長い長い竜。2024年・辰年に記録初めの「観たい景色」に、ぴったりな景色。
私には観たい景色がある。宇宙から地球を眺めおろして、オーロラを観測したい。