何もないことがコンプレックスだ

続けたはずなのに身にならなかったもの

試したけど肌に合わなかったもの

そもそも向いてないもの

色々積み重なった結果、結局、「これが得意です」と呼べるものは何ひとつない人間になった

それがコンプレックスだ、たぶん一生そうだ

そして人より結果が出るのがあまりにも遅いタイプだ。それを大器晩成というにはあまりにも長い時間がかかるのだ。10年ピアノやっても弾けないんだからそういうことだ

だから、「今から何かを身につければいいじゃん」という意見は受け付けられない。今から始めたら10年かかるんだぞ、その頃には40歳だよ。人生折り返してんのにそんな時間かけられないんだよ

何もない、でも生きてる

そんな今のわたしのままで何ができるか、何もない頭で一生懸命かんがえる

真面目に生きることと、「こっちの方がおもろい」で道を選ぶことだけはできた

おもろい方を選んだら、周りもおもろいって思ってくれるかな

思ってくれなくても、わたしがおもろいって思ってるんだからわたしは楽しいからいいのかもな

それを繰り返して、世界中からおもろいって言われたら

それっていちばんおもろくない?

と思ったので、プロフィールに「将来の夢は世界中からおもろいと言われることと、石油王」と書いたのだ。

何もないけど、何もなくても、それくらいなら目指せるかもしれない

世の中にはもっとおもろいやつたくさんいるけど、誰かが「もっとおもろいやつたくさんいる」って思った時、その中にわたしが浮かべばいいな、そんな淡い期待だ

だってそっちの方がおもろいじゃないか。

「何もない」で諦めて承認欲求の化け物になるより、よっぽどおもろいじゃないか。