去年の大河ドラマ、鎌倉殿の13人がよく知らない鎌倉時代のドラマなので完走できるかなぁと思いながら見たのに初回から持っていかれ、サントラとガイドブック、その上DVDと小四郎…いや小栗旬氏が自前のカメラでドラマの撮影中に撮ったキャストさん達のオフショット満載の写真集まで買ってしまうくらいはまったドラマだった。
その鎌倉殿の最終回冒頭、若き松潤家康が吾妻鏡を読んでいるところから始まったのには意表を突かれたものの、政子の啜り泣く声で終わったドラマのロス感は半端なかった。
戦国時代を舞台にしたドラマは大河でも数多いしいくつも見て来たのだけど、どう家は正直ハマれなかった。役者さんたちに罪はないけどなんかハマれない。同時期に同じNHKで放送されていた「大奥」の方がよっぽど大河ドラマっぽいと思ったし、色々突っ込みたいアラが見えてしまう。一昨年の「麒麟がくる」がそれまで見てきた戦国時代の大河では最高傑作だと思ってるので(単にハセヒロが好きだからだろと言われたらそれまでだが)、特に光秀の描かれ方が酷かった。毎回、今週でリタイアだなーと思いながら見ていたけど築山事件以降だろうか。家康がメソメソしなくなり狸爺に変貌していく様子を見てようやくこれなら最後までいけそうだと思った。…あと、山田裕貴くん演じる本多忠勝が名槍蜻蛉切を手にし、その鋒に蜻蛉が止まるほんの数秒のシーンに痺れた…そっちほうが大きいかもしれない。
そんなどう家も今週末で最終回。ラスボスは淀殿だと確信していたのにまさかの秀頼だったのは驚いたけど最後まで見届けたいなと思う。