自分は誰かの気持ちに寄り添える人ではなかった

chaspy
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ずっと思いやりのある人間でいたいと思っていた。今も思っている。誰かの気持ちに寄り添える人間だと思っていた。そうありたいと思っている。

でも現実の自分は、自分が思ってるよりずっとそうではなく、問題解決型の人間であることに気づいた。そして、多分それが得意なのだ。

マネジメントをやっていると、人間に関する問題は起きる。そしてそのとき、心を慮ることは結果的に問題解決をする上でも重要である。

僕は最低限度の傾聴のスキルはあれど、共感のスキルはないみたいだ。これは性格なような気もするし、スキルというからに好転的に身につけることも可能かもしれない。

この気づきを成長のチャンスと捉えて、共感や、他者を褒めたり認めたりするスキルをつけるのか、それは得意な人に譲って自分は問題解決で価値を出していくのか、どちらがいいのだろうか。

多分、どちらも大事だ。問題が解決されても、今は解決より寄り添ってほしいシーンもあるだろう。逆に、寄り添ってもらっても問題が解決しなければ救われないかもしれない。

自分の思考性に気づけたことは進歩だが、自分が大事にしてきたものが実はそうではなかったことのショックはなかなかに大きい。

それでも自分は自分から降りれない。

自分が自分の上司なら、やはり得意なことを伸ばすこと。苦手なことは任せた方がいいというだろう。そうするべきなんだろう。

でも、少し寂しいし、悲しい。