天官賜福 英語版 5巻 87章〜91章 メモ

A4(えーよん)
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もう5巻も残り少ないので一気に読みました。

■87章

地下の街にいた人々は灰に包まれて石になっていました。ポンペイのような感じですね。彼らが手にしていたお守りを見て、それが烏庸国の太子のお守りであること、そしてそれが凶星?とでも訳せばいいのか、Omnious Starをモチーフにしていることがわかる。なぜこんなものをお守りにしたかと言うと、烏庸国の太子の誕生日が凶星の星の運行のときだったらしく、謝憐も同じだそうで、これも偶然の一致か…?てなる。

花城が烏庸国の文字が読めるので、どうして?と尋ねると、花城は文字が今のものと似ているし、ここにいたときにいろいろ照合したらわかってきたんだよ、と言語学と翻訳のセオリーを教えてくれる。謝憐は「教えられなくても自分で会得する人がいるんだなあ」と称賛するのだった。なんか、花城は文武両道だけど謝憐はどっちかというと武寄りなんやな…。

さて、ここにも聖廟があり、壁画を読み解いていくと、銅炉山が噴火するから周りの国を侵略してそこに逃げようぜ〜!と押しかける人々と「いいえ、それはできません」と拒否する太子の姿が一枚目に、結局、烏庸国の兵士が周りを侵攻していく図が二枚目に描かれていました。そして、最後の壁画には、烏庸国の太子が銅炉山が噴火する際に人々を点将し、天界に逃す姿が…。

えっ、これってもう、烏庸国太子って、君吾じゃね???なんの根拠もないけど、この世界ってポストアポカリプスの君吾が統治している世界なんじゃ…???

裴茗は「どんな力ある神であろうとこれだけの数の人を点将などできるわけがない」と言います。謝憐も否定しないものの、おそらく二千年前の神はそれをしたのだろうと確信している。壁画にどんだけ信憑性があるかどうかわかんないけど。点将するにはする神のスピリチュアルパワーが必要なので、たいてい一人か二人らしいです。

水を探しにいった引玉が戻ってこないので探しに行く謝憐と花城。謝憐は途中で水差しを拾います。がらくた仙人の本領発揮!花城は、骨董品が好きなら自分が収集しているものを見にきて、と誘います。早く好きっていったらそんな誘わんでも見てもらえるんちゃうかな。

ようやく水を見つけて水差しを洗って裴宿に持って行こうとすると、「哥哥は飲んじゃダメだよ」と言われます。すると、水差しから「熱い!」という声が聞こえてびっくりして落としてしまい、水差しは粉々に。花城は「河から泳いできた魔物が入ってきたんだね。だから飲んじゃダメ」と告げる。それを裴宿に飲まそうとするな。

で、そのクリーチャーがなんやねんというと、屍喰いの鼠で、めっちゃたくさん出てきてそいつらは「助けて!」「ここから出して!」「太子殿下、助けて」と叫び始めます。しかしそれは謝憐にしか聞こえず、花城には聞こえない。しかも、もしそれが烏庸国の声であるならば、彼らは烏庸国の言葉を使うはずで、それが謝憐に理解できるのも謎です。

■87章

花城は烏庸国の言葉で謝憐が聞いた声を話しますが、それはまったく聞こえてきたものとは別物でした。おそらく残留思念のようなものが謝憐に入ってきたのだろう、耳を傾けてはいけないと言う花城。

この、残留思念を受け取るのにも二つ種類があるらしい。一つ目は、それを送るのが自分が心から信頼していて疑いなく受け入れる人物であること。二つ目は、それを送るのが自分が心から恐れる相手で抵抗できない人物であること。

謝憐は「国師と君吾、そして白無相」と答えます。

白無相と答える時、謝憐は自分がそれを怖がっていることを誰にも告げたことがないと告白します。花城は「何かを恐れることは恥ずかしいことじゃない。恐れなしには勇敢さもない」と安心させるように言います。

「三人と言ったけど、実はもう一人いるんだ。それは、一つ目に該当する人なんだけど」と謝憐は口にします。「でも、彼が残留思念と関係ないことは確かだよ」

花城は興味を示す…というか若干嫉妬したような感じで「殿下はその人と何年もとても仲良く過ごしたの?」と尋ねます。謝憐は頭の中で、何年もじゃないけど、とても仲良く過ごしている、と考える。

それっと花城のことでしょ!? あなたの三郎のことですよね!!??

「これを言うのは恥ずかしいんだけど、もし間違いを犯したり問題に巻き込まれたりした時に、私は彼のことを一番最初に呼ぶと思う。そして、その信頼は国師や君吾に対してのものとは違うんだ」

ここまで言って、どうして君だよって言ってあげないの?

花城は言葉を失う。そりゃそうでしょ!

「三郎?」「ああ、なんでもないよ。考え事をしていたんだ。殿下は本当にその人をそこまで信頼しているの?」「うーん、何か、問題が?」「大したことじゃないよ。ただ、個人的な意見としては、哥哥は簡単に人を信用しない方がいいよ」「…三郎は、その相手が誰か、聞かないの?」「うん、え?哥哥はその人を信頼しているし、この件とは無関係だと判断していると言っていんだから、聞く必要はないよ」

歯痒い〜〜〜〜〜。私がこの話の中に入っていったら「早く言いなさい!」と急かすのに。

屍喰いの鼠がどうなったかというと、花城の銀蝶と戦ってて、銀蝶は見事に鼠を殺戮して戻ってくる。謝憐が「ご苦労様!」と労って指でいじってやるのを、花城はぱっと決してしまう。大人気ないですね。

「ねえ、風信?」「え、何?」「さっき哥哥が言っていたひと」「もちろん違うよ」「じゃあ、慕情?」「もっとあり得ないよ。三郎はどうしてもう一度聞きたいの?」「それについて考えていて、その四人目の人が疑わしいから。だから、どんなことも防げるように、教えてくれる?あなたが最も信頼するひとが誰か、その、長年とても仲良くしていたひとのこと」

かわいいんだけど周りくどいからさっさと言いな!そしたら大半の問題は解決するから!!

謝憐は作り笑いを浮かべてどう答えたものか思案していたところ、偵察に出ていた銀蝶が戻ってきます。そして、不思議な音が聞こえてきて、探ってみると、そこには谷子を抱えた宣姫がいるではありませんか。

■88章

明らか子どもが得意でなさそうな宣姫は谷子を抱っこしてぴょんぴょん跳んでいる。行く先はとある邸宅で、謝憐と花城は屋根に登ってそこから探る。そこには戚容が。戚容は人間の腕を食べていて、戻ってきた谷子は「そんなもの食べちゃダメ!」と叱ります。もう手遅れだと思う。

そこには雨師国から連れてこられた農夫と引玉がいて、頭の上には緑の炎が灯っています。これがついていると、戚容の呪文ひとつで爆発する。

助け出すためには緑の炎をなんとかするしかない。外に出てきた谷子に謝憐は声をかけます。「私のことをおぼえてる?」「がらくたのお兄ちゃんだ!」「道長って読んでくれると嬉しいかな…」

で、宣姫もなんとかしないといけないので、銀蝶に裴茗が半月と話している声を出してもらいます。裴茗は裴宿のために屍喰いの鼠を調理しようとしているのだった。裴茗の声を聞き「これって運命?」と喜んでいた宣姫は半月の声を聞いて怒り狂い、探しに出ます。裴茗をスケープゴートにしたのだった。

谷子に頼んで、緑の炎って消せないの?お父さんでも簡単にできないよね?と煽ってもらい、「簡単にできるっつうの!」と炎を消してもらいます。そして、その呪文もわかったので、突入する謝憐。

その呪文というのが「犬が謝憐とヤッた」ていうえげつないやつで、戚容は「消したくても消せないだろう、その言葉を言わなきゃな」と煽るんですが、謝憐は気にせず呪文を口にします。助けられた農夫たちは成り行きから、自分を助けてくれた人がその呪文の人物だと知って心から感謝するのだった。

ここ、犬が謝憐とヤッたって言おうとして謝憐を前にしたら戚容は犬が謝憐を押し倒すってわりとマイルドな表現に変えるので、太子にいさまを前にしたらやっぱり遠慮があるのかな?と思った。やってることに変わりはないから、そこ気にするんだ…て感じだけど。

花城は谷子を銀蝶で眠らせてから戚容をボコボコにします。戚容を地中にめり込ませて起き上がり小法師にします。不倒翁っていうらしい。郎千秋のときも権一真のときもこの言葉出てきたはずなのに全然覚えられん。

引玉がそれを拾って、一行は聖廟に戻る。なぜなら、裴宿が鼠を食べるかどうかの瀬戸際だから…。

■89章

銀蝶が謝憐の耳に近づいて、裴茗たちの状況を伝えてくれます。

裴茗は半月を「おばかさん」と呼び、「変な音が聞こえないか」と尋ねます。女の子に対してはみんなこういう扱いっぽい。令和に生きれねえな、こいつ。

半月は「ばかじゃない…」と返して「うん、聞こえる。変な音。花将軍が帰ってくる音じゃない…」と答える。

それもそのはず、その音は宣姫がやってくる足音だからです。

1巻で口汚く罵るも裴宿がやってきて裴茗には会えなかった宣姫。5巻にしてようやく対面かと思ったら裴茗は「どちら様?」と言う。これに怒らないわけがなく、修羅場です。あー…あー…。

「私を怒らせようとしているの。あなたは嘘をつきたいのね、そして、私のことが思い出せないと。嘘をつきたいのね…ふふふ」とつぶやいたかと思うと激昂して「そこにいるちびはなんなの!?あなたの基準はもっと高いでしょ!?なんなの、違った好みを試してるってわけ!?」と叫ぶ。

半月は「!?」となり裴茗も「!?」となる。

謝憐は若邪で結界を作って出たので、宣姫は二人に手出しできません。そこで、宣姫は建物そのものを壊そうとします。瓦礫の山ができ、半月と裴宿を守る裴茗。

裴茗は人間性はどうかと思うが、行動はめちゃくちゃ模範的な武人です。弱いものを守るっていうのが徹底してるから。

しかし、裴茗は胸を刺されてしまいます。建物が崩れた時に、封印が解けて容広が出てきてしまったのです。彼は剣の形になって裴茗を刺す。

裴茗はひたすら裴宿を守ろうとしていて、彼女は彼の後ろにいる、自分を捕まえて山の下に封印した裴宿を手にかけようとします。そこで半月がかばおうとする。宣姫は半月の頭を掴みますが、半月も凶の鬼ですので見た目通りではない。彼女は宣姫を吹き飛ばし、「裴将軍、行きましょう」と告げます。

その言葉と、容広が「おっと、二人の女性があんたを取り合うなんて見ものだな」てなことを言うものだから、宣姫は「あなたの小さな恋人は力があるようね」と半月に憎悪を向けます。

「彼女は私の恋人じゃない!私には一人もいない!」「じゃあ、どうして行きましょうなんて言うの!?」「もし私の母がここにいて同じ状況だったら彼女も行きましょうと言うだろう。それと同じことだ」

しかし嫉妬に狂っているので何も聞かない宣姫。早く助けに行かないとと焦る謝憐に「大丈夫」と請け負う花城。大丈夫っていうんだから大丈夫だと思うが気が気じゃないよー。

口から血を流す裴茗に「私だけを愛すと誓いなさい!」と迫る宣姫。そんなんで誓うわけないだろ!?恋愛以前の交渉が下手か!?

裴茗は「私は考えもしなかったな、戦場で死なず、名剣で死なず、まさかこんな気違い幽霊女の手によって死ぬとは…」と罵ります。

望んだ答えが得られず、宣姫の爪が裴茗の頭を襲おうとしたとき、謝憐は芳心を手にして飛び出そうとします。それを花城が止める。「大丈夫。見て。来たよ」

見ると、牛に乗った女性がやってくる。落ち着いた静かな雰囲気の彼女を見て、裴茗は「雨師女王?」と漏らします。

同様に驚く謝憐に「その通り。天界の今の雨師、雨師国十六番目の王女、雨師篁。最後の雨師国君主でもあった人だ」と花城は答えるのだった。

■90章

宣姫の動きは完全に止められ、それは雨師篁が持ってきた宝剣、雨竜剣によるもの。彼女が雨師国の将軍であったため、したがってしまうのです。宣姫は激しく抵抗しますが徒労に終わります。人間だった頃の彼女と面識があったので雨師篁を罵ります。「何の権利があって私に教訓を垂れるの?自分が王国の君主だとでも?どうやって女王になったか忘れたっていうの?認めない、認めない!」

それに対して雨師篁は何も答えず、ただ頭を振るのみ。半月が宣姫を壺に封印します。

戚容に捕まった農夫たちも自分達の信仰する神様に会えて喜ぶ。やっとひと段落ついた。

謝憐は恭しく雨師篁に挨拶をします。彼女の笠を借りたのに一度も本人に会わず、人を通じて返したこと、感謝の念を直接言えず心苦しく思っていたこと、その望みが叶って嬉しいことを伝えると、彼女はゆっくりとした話し方で「もし私が一礼するのを断っていたら、殿下は決して気を緩まれなかったことでしょう。もう済んだことですから、このようなことは忘れましょう」と告げ、新しい交友関係が生まれる!よかったね。

裴茗はぎこちなく、鼻の頭をかきながら雨師篁に「裴宿を助けてくれてありがとう」とお礼を言います。

雨師篁は農耕の神でもあるので食べ物を持っていて、裴宿もやっとご飯にありつけます。谷子も!よかったよかった。本当に、こういう旅のご飯と水どうするねん問題はいつもはらはらする。

落ち着いて、謝憐、裴茗、雨師篁は情報交換をします。雨師篁はここに来るまでの間に、白い服を着た男を見たと言い、容貌は判然としなかったけれど頭に包帯を巻いていたことを伝えます。それで、郎蛍ではないかと問うのですが、その人物は十六か七くらいとのこと。

治療を終えすっかり傷が癒えた裴茗に雨師篁は「どうして裴将軍は剣を持っていないのですか?」と尋ねます。裴茗は言いたくない様子。代わりに、裴宿が「彼の剣は折られました」と伝える。

そこで、雨師篁は雨竜剣を渡そうとします。裴茗は断りますが、「この剣が守護していた雨師国は百年以上前に滅びました。卓越した剣の腕がある武神のあなたが使った方がいいでしょう」しかしやはり、裴茗は断ります。

もう少し休むことにして、花城は即席のハンモックを自分と謝憐のために作ります。そこに寝そべって、二人はおしゃべりをする。

雨師篁の首に傷があることを謝憐が言うと、花城は「彼女が公主自刎だよ」と答える。彼女は自分で首を切り、そのために話し方もゆっくりになっているのです。

宣姫の言葉を思い出しながら、彼女にいったいどのようなことがあったのだろうと問うと、花城が話してくれました。なんでも知ってるね…。私も聞きたいけど、雨師篁のいないところで聞いていいのかしら。

かいつまんで話すと、雨師篁はもともと雨師国の十六番目の王女でした。彼女の母親は宮廷に仕える宮女であったので、国王の子供たちの中では地位が低かった。雨師国には王族の子を雨竜観という寺院で修行させる風習がありましたが、修行が厳しいことで有名であったため、誰も行きたがらず彼女がそこで修行することに。

雨師国は須黎国と友好な国交を結んでいたので、この時、裴茗と雨師篁も二度くらい面識があったらしい。しかしこれは見せかけの平和で、数年後、雨師国は須黎国に攻められます。

最終的に王宮を囲まれ、王が自刎すれば他の王族、雨師国の民は傷つけないと突きつけられ、決断できない王の代わりに雨師篁は自分を玉座につけてくださいと言い、王宮の門の前で雨竜剣を使って首を切ります。そして彼女は雨竜観に運ばれ、息を引き取る前に飛昇します。

雨師国を攻めたのは裴茗で、雨師国の王がこのような方法を取るとは思わず、彼にとっては苦々しい思い出となっている。その上、守るべき女性に助けられたり、自分の目の前で首を切った雨竜剣を差し出されて、彼が受け取れるはずもないというわけです。

■91章

休憩も終わり、裴宿、半月、引玉、谷子を置いて、謝憐と花城と裴茗は銅炉山のふもとまで雨師篁の牛に乗っていくことにします。牛は巨大な姿になり、その背中には輿がついていて、6人掛けのスペース!いいな〜。

裴茗は雨師篁と距離をとりながら座る。二人の間には会話がない…。

謝憐と花城はしばし牛に乗るのを楽しみます。飛昇した雨師篁は、雨竜観のドアノッカーの牛を点将していて、なので牛が守護獣として付き従ってる。(このドアノッカーを撫でると徳が積めるらしく、人気なのは竜とか鶴とかなんだけど、雨師篁は牛がお気に入りだった)

そんな逸話を花城から聞いて「なんでも知ってるね!」と喜ぶと、花城も「何でも聞いて」とイチャイチャする二人。裴茗が「血雨探花のことを聞いたらどうかな?」と茶々を入れると、牛が跳ねて裴茗はしたたかに体を打ち付けます。どうもこの牛は裴茗のことが気に入らないみたい。間柄を考えたら、そうなりますよね。

銅炉山のふもとについたら、そこにも都市があります。一行は聖廟を探そうとしますが、屍喰いの鼠に取り囲まれます。何千も現れたそれに、雨師篁はお米を使って鼠を引き離そうとする。「私がなんとかしますから、みなさんは炉へ」と、牛に乗って颯爽と鼠を引き連れていきます。かっこいい!

残された裴茗は「彼女だけで対処できるとは思えない、私は武神だ、私も残ろう。その後、聖廟で会おう」と約束して、雨師篁を追いかけます。

ここのものは他の壁画と違って、破壊されていました。一枚だけ残っていて、そこには太子の姿と人面疫にかかった人々の姿が描かれています。

謝憐は「自分の辿った道と全く同じだ」とショックを受けます。花城は謝憐を抱きしめて胸の中におさめ、優しく低い声で話しかけます。これまで見てきた壁画とここに残された壁画は文脈が明らかに違うこと。それを聞いて謝憐は落ち着きを取り戻します。

謝憐は自分の考えを、頭を花城の肩に押し付けたまま話します。三枚の壁画のうち、二枚を破壊して一枚を残したのはなぜなのか?この一枚が残っていても問題ないと判断したか。もしくは、三枚を全て破壊した後にこの偽物の一枚を描いた。

花城も「もしかしたら、これまで見てきた壁画も全て嘘かもしれない。答えに近づいてる、だから、その前に、自分ひとりで考え過ぎないでほしい、いいね?」と言います。

しばらくくっついていた二人でしたが、謝憐はぱっと離れて恥ずかしがります。かわいい!

花城は再び謝憐を抱き寄せて「恥ずかしがることじゃない」と告げ、耳元で「三つ目の可能性がある」と囁きます。その声を聞いてドキドキする謝憐。

「誰かが全ての壁画を破壊したかったけれど、時間がなくてそれができなかった。俺たちがここにきた時、最後に破壊しようとしていたとしたら、それは彼らがここに隠れているってことだ。この大広間に、今」

6巻、次章に続く!

@checaldooggi
書くことを続けられたらいいな。読んでくださってありがとうございます。 天官賜福とさはんにハマっているのでその話が多めになるかも。 匿名の質問箱はこちら mond.how/ja/checaldooggi