天官賜福 英語版 6巻 103章〜104章 メモ

A4(えーよん)
·

6巻と太子殿下の過去編もいよいよ大詰めです。

さらっとメモするとですね…

戦場で集めた怨霊を使って謝憐は人面疫を永安国に蔓延させようとします。三日後の満月にそれをやると言って、無名にはそこにいないでほしいと彼を退けます。

その後、白無相が彼につきまとってとにかく謝憐を絶望させようとします。彼は謝憐の両親の遺体は千年保管できる埋葬方法で棺に入れておいたから!と告げます。王墓は国師と王族の他、場所を知らないはずですが、白無相は知っているのです。ていうか、お前だったんかーい!なんやねんお前はほんまにいったい。

あと、三日後の日没までに人面疫を振りまかないと、怨霊は謝憐に襲いかかると脅します。白無相は謝憐を試すために街の道のど真ん中で彼の腹に剣を突き立てたりなどして、誰も彼を助けないことを証明しようとします。もう、やめてくれるか。本当に。

そんな中、謝憐は人にぶつかり、悪態をつかれます。雨が降る中、ぶつかって米をばらまいてしまい、弁償しろと迫られます。そのまま放心していると、その人は戻ってきて竹笠をくれます。そして心配して、早く家に帰りな、弁償はいいからさ、と言ってくれます。

久しぶりに触れた人の親切に、目が覚める想いをする謝憐。

その間も白無相は謝憐をそそのかしますが、結局、タイムリミットの直前に謝憐は街の人たちに言います。「人面疫が再びあなたたちを襲います。でも、私を刺せばかかりません!私を刺してください!」

これには白無相も気分を害して「狂ったのか?たった一人の親切で、君たちを害した人々を許すって?」と罵りますが、謝憐は「君みたいな役立たずのゴミにはわからないだろう」と一蹴します。これにも白無相は「自分の国を滅ぼした君に役立たずのゴミって言われるとは」と苛立ちます。

しかし、もうこのときすでに謝憐は腹をくくっているのです。

街の人たちは半信半疑でしたが、病を恐れる親子が試してみようと恐る恐る近づきます。それに対して、水売りの男が「見ちゃいられねえよ、刺して彼が死なないとでも?死ななかったとしても血が出るじゃねえか!」と止めます。そして父親が見ないで刺そうとしたことに対しても「たとえ病にかからないためだったとしても、目をつむって刺すなんてナシだ」と言い、子どもが泣き出したので慌てて逃げることに。

何人かは「こいつは疫病神で人面疫を持ってくるんだ」と言いつのりますが、水売りは「じゃあ、なんで避けるために自分を刺せって言うんだ」と反論し、この二日間誰も彼を助けなかったことに言及し、それに加勢する人なども現れ、群衆は二分します。

日没になり、空に人の顔が現れて怨霊が人々に取り憑こうとします。謝憐は自分の剣を探しますが、いつの間にかなくなっています。そこで、怨霊を自分に引きつけることに成功し、人々を助けようとします。

そこへ、黒い剣を持った無名が現れます。謝憐は取り戻そうとしますが、彼はその声を聞いて顔を向けるだけ。笑った仮面をつけているけれど、謝憐はそのとき、彼が本当に笑顔であるかのように感じます。

無名は膨大な数の怨霊に取り込まれ、消えてしまいます。

そして、人面疫も消えます。無名が犠牲になったのです。

白無相は「あの鬼が誰だったのか、君は気づいていなかったの?」とやってきます。「彼は戦場で死んだ兵士だ」「ああ、そして君の最後の、ただ唯一の信者だったんだよ。もういないけれど」

白無相を倒そうとしますが謝憐にはできません。「君が私を倒したいなら、私に教えを請うんだ」謝憐は拒否し、白無相は泣き笑いの仮面を謝憐に押しつけます。

そのとき、天に雷が鳴り響きます。天功とともに、君吾がやってきたのです!遅いよ〜!!!

で、君吾は白無相を退けましたが、彼も無傷ではいられませんでした。君吾は謝憐に「戻ったな、もう少し時間がかかるかと思っていた」と告げます。謝憐は二度目の飛昇を果たしたのです。

しかし、謝憐は君吾に追放してほしいと頼みます。彼は人々を殺して人面疫を蔓延させようとしました。間違ったことに対する償いをしたいと言います。君吾は、すでに間違っているとわかっているなら、正しい道にあると言いますが、それでも謝憐は地上にいることを望みます。

君吾はそれを聞き届けます。「成長したな、仙楽」と言われ、君吾の他に彼を褒めてくれる人はもういないのだとさみしくなる謝憐。

追放するには理由が必要だが、私は傷ついているし、君も傷ついていると言う君吾。これが、二度目の追放の理由になりました。

太子殿下は二度目の飛昇からすぐに追放に。

西の国には慕情と風信の廟がいくつも建てられるように。慕情は仙楽の怨霊を討伐して功績を挙げ、飛昇したのです。謝憐はその建設現場で、両方の信者が喧嘩をするのを眺めます。

二つの廟にお供え物をしてから旅立つ謝憐。彼の生活はこれから大道芸とガラクタ集めとメシマズ料理作りです。

竹笠をかぶり白絹の帯を手首に巻いて、謝憐は道ばたに咲く小さな花に気づきます。花弁をやさしく触ってご機嫌になる謝憐。

「また会えたらいいね」

謝憐が見えなくなってからも赤い花は風に揺られて踊るのでした…。

6巻、完!7巻に続く!

@checaldooggi
書くことを続けられたらいいな。読んでくださってありがとうございます。 天官賜福とさはんにハマっているのでその話が多めになるかも。 匿名の質問箱はこちら mond.how/ja/checaldooggi