天官賜福、アニメの二期も終わっちゃいましたね。さっき観ました。全部読了した後だといろいろこみ上げてくるものがあって、すでに読了してからアニメを観られていた方がどんな気持ちでいるのか…持って行き場のない気持ちを抱えてずっと…!?
そうこうするうちに墨香銅臭先生の更新があり、このタイミングでハマってて嬉しいな〜て思いました。なんとか私もWeb版を読んでみたいと思ったんですが、全然登録できなくて…土日にもうちょい頑張ってみる。
英語版読んでるから、簡体字もなんとかいけるんじゃないかと思っていて…中国語やったことないけど…
この原動力に自分でもびっくりで、これが物語の力なんだと思うと、本当に書いてくださってありがとうの気持ちでいっぱいですね。
さて、今日から少しずつメモするぞ〜
7巻の105章は現在軸からスタート。
白無相は「なぜ無意味な戦いに身を投じるんだ?私の言うとおりにすれば炉から出ることができる。私たちはきっといい師と弟子になれる。親友にもね。どうしてずっと反抗するんだ?」と問いかけます。
謝憐は「お前みたいな先生はいらん」と一蹴します。
「わかっているよ。君の中では、君を導くことができるのは国師と君吾だけ。そうだろう?」と白無相はなんでも知ってる風に話します。
謝憐はそれには相手せず、朗蛍が永楽の最初の太子だったのかと確認します。朗蛍が永楽の出身で白無相と契約していたのなら、記憶の中の小さな男の子が彼だったと考えられる。
朗蛍は朗英の甥で、朗英から人面疫に感染したようです。なぜ彼から他の永楽人に移らなかったかというと、永楽宮の人々はすぐに朗蛍を毛布にくるみ、処刑したから…。
朗蛍のこと、1巻から知ってるはずなんだけど何も知らないんだけど私!?彼が謝憐を見て怯えていたのは白無相の教えによるものなんだろうか。叔父さんを殺して自分の未来を奪った人間だからな…。
永楽国は国王と太子が病死したと発表し、朗英の別の甥が後を継いで、それが郎千秋のご先祖様だそうです。
白無相は朗蛍に犯人の正体が謝憐であることを話し、彼の精神を少し貸してくれる限り、仇を討つ手助けをすると誓って、体を借りることに成功したとのこと。元凶は全部白無相なんだけど!!
朗蛍は誰にも関心を持たれず、人でも鬼でもなく、この世に存在することが苦痛だったと、朗蛍が白無相に全てを預けていたわけを話します。
そこで謝憐は突然、白無相を「殿下」と呼びます。それは、白無相が烏庸国の太子殿下だと確信したから。正解!謝憐は君吾、国師、白無相が烏庸国の太子ではないかと疑っていましたが、独りしか炉に入れないはずなのに謝憐が招かれたのは、白無相の命令に炉が従ったから、すなわち彼が銅炉山の主に違いないからと推理します。正解!
「烏庸太子殿下、なぜあなたは本当の顔を誰にも見せないんだ?」と問いかけると、白無相は苛立ち、その称号で呼ぶなと謝憐に言います。「君だって私のことを殿下と呼ぶんだから同じように呼んだっていいだろう?」と謝憐はうそぶき、「君が答えないなら私の考えを言おう。二つ理由が考えられる、君が私に本当の顔を見せないのは。それは君が私の知る人、もしくは簡単に認識できる人物であること。もしくは、君が信じられないくらい醜くて、君自身が我慢ならないくらいの醜さだから…」と言いつのります。それはさらに神経を逆なでしたようで「私のかわいい太子殿下、私はちょっぴり君に親しくしすぎていたかな?もう私を恐れる必要はないと思っているのかな?」と謝憐を痛めつけます。
白無相は芳心を手に取って刃を謝憐の喉に近づけます。「芳心って名付けたんだ?」「何か問題でも?」「君は名付け方を知らないようだ。よく聞け、この剣の本当の名前は誅心という」
と、突然剣のことを教えてくれるんですが、謝憐は巨大な顔が浮かんでいるのを見つけて「誰だ!?」と叫びます。白無相は惑わすのはやめろと言いますが、本当に謝憐は見たのです。そして、白無相の力はとても強くて、この気配に気づかないのはおかしいといぶかります。
「本当にいるんだって!」と謝憐は言いつのり、その顔がクソでかい石でできていてどうも見たことがあるものだという事に気づく。すると、拳が二人のいたところを攻撃して粉々にしてしまいます。その後謝憐に向かって手のひらが開かれ、それに乗っかる謝憐。クソでかの手は謝憐を持ち上げその場から脱出。巨人は空に向かって飛び出し、封印されていた火山口に激突。炉から出ることにも成功。
まさかの石像が動くパターン!巨大ロボットものだ!!(違う)
いや、ここ、普通に興奮しません?どないして出るねん、白無相とどうやって戦うねんと暗澹たる気持ちでいたら、めっちゃ爽快な脱出劇。やっぱでかいものが動くって最高!しかも、その石像は花城が彫った花冠武神ですよ。ワハハ。嬉しくて笑っちゃう!
花城とも再会。彼は謝憐がどうやっても外せなかった仮面をいともたやすく外して、捨ててしまいます。
花城は謝憐を強く抱きしめて、絶望に満ちた低い声で話します。「何をやっても炉に入れなかった。あなたは自分で脱出しなければならなかった!本当にクソだ…」と…。そんな絶望すること?自分が役立たずって思ってる?そんなに??花城、ほんまに謝憐のことになると自己肯定感低くない???
あー、このとき、彼が少年の姿だったら私は泣き叫んでいただろうな…。花城が大人の男の姿だったから耐えられたけど、これが銅炉山開いたばっかのショタのころだったら耐えられなかっただろうな。よかった。大人の姿で。
「三郎、大丈夫、本当に大丈夫!」と彼を安心させます。「それに、私は自分の力で脱出してないんだ」と言います。「本当に?哥哥はどうやって脱出したの?」と問われて、謝憐は「君が助けてくれたんだよ、見て!」と花冠武神のクソデカ彫像を指すのであった。
「これって君が前に話してくれたものだよね?君が彫った一番いい神像だって」と無邪気に問いかける殿下。ややあって視線を下に戻し、「……うん」と答える血雨探花なのだった。どんな気持ち?
このクソデカ神像は花城が炉に閉じ込められてたときに彫ったやつなんだって。すごいよね…。もうほぼ修行やん。修行か。
この神像は銅炉山と同じ材質でできているので、炉を壊すことができたんだって。へ〜!ほんで、炉に入る前に花城のキスで霊力もらってたから、それで動かすことができたんだって。へ〜!!
何回でも言うけど、でっかい神像を動かすの、最高にいいな…。ここでこんな展開持ってくるって天才だよ!
で、銅炉山が震えるし銅炉山の山頂から漆黒の煙が柱のように出てきてそこには顔が浮かんでるし、なんやなんやと思っていたらそれは烏庸国の魂たちらしい。銅炉山の噴火によって死んだ人々全ての、二千年も煮詰めた魂が出てきたらやばいやろ。
白無相も死んでなくて(残念)、神像に攻撃を加えてくる。花城が加勢してくれますが、銅炉山がとうとう噴火して溶岩が流れ出し、それを好機に白無相は雪の中に消えてしまいます。
謝憐も神像を操って逃げようとしますが、動きが鈍くなってしまう。花城にまた口づけされますが、すぐに離れて「もう一度試してみて」と言われる。魔力供給のキスが当たり前になりつつあるな!
霊力が補給されて再び動き出す神像。「もっと早く走って!」と言われて「もっと早く動かせるかな?霊力がなくなったら?」と謝憐はためらいますが、「なくならないよ。走ることに専念して。決して怖がらないで。俺はあなたのすぐ傍にいる!」と勇気づけます。花城〜〜〜!
花城はひとりの人間だけれど、彼がそばにいるだけで、世界が自分を支えてくれるような気持ちになる。そんな充足、なかなかないですよ…。胸が熱くなる。
謝憐は深く呼吸をして目をつむり、霊力を注ぎ込んで神像を動かします。その神像は銅炉山脈の魔物たちをも驚かせ(当然だ)、ぎゃーぎゃー騒ぐ。
謝憐は、自分の神像が二千年の歴史を持つ古代の家々を踏みにじったり壊したりしないように、烏庸国の都を迂回しようとしますが、あることを思い出します。「裴将軍と雨師たちはそばにいる?」と花城に尋ねて、「いるよ」と返事をもらうと彼らをピックアップしにいきます。
が、そうは簡単にいきません。銅炉山には守護者の「老」「病」「死」がいて彼らを邪魔します。壊さないようにと思ってたけどあっけなく破壊される烏庸国の都。山の精霊に囲まれてにっちもさっちもいきませんが、花城が「自由に戦って。この世界にあなたにかなうものなんかいない」と鼓舞する。
一緒に戦うかと思いきや、花城って寄り添うひとなんだな…。とにかく殿下の好きなようにさせてあげる…。
謝憐は剣を使って山の精霊を切ろうとして、文字通り活路を開こうとしますが、剣がないことに気づきます。「哥哥、ごめん。伝えるのを忘れていた。俺はこの神像には剣を彫らなかったんだ。俺のせいだ」と額を二本の指でおさえて困ったように言う花城。
「俺の誤算だった。完璧さが足りない。次は細部まで彫り込んでいくよ」「いやいやいや、完璧だよ!大丈夫!」と言ってあげる。
戦うことは諦めて戦略的撤退を選ぶ謝憐。「風信、慕情いる?裴将軍と雨師は?」と走っているうちに銀蝶に呼びかけると、裴茗だけではなく風信、慕情の声が聞こえてきます。
「殿下と言ったんだ。質問をそんなに大声で言わなくてもいい!」と裴茗に言われて「すまない、霊力がたっぷりあるから。コントロールするよ」と謝る謝憐。それに対して慕情が「なんですって?霊力がたっぷりある?あなたに?」と言う。「みんな一緒にいる?どこにいるんだい?」「私たちは裴将軍、小裴将軍たちと合流しました。烏庸河近くの林の中にいます。外に向かって退いているところです」と慕情。
「で、あなたに何が起こってるんです?炉の近くから奇妙な強い力を感じたんですが、助けに行く必要が?」と風信。おまえってほんといいやつ。
「大丈夫」と返す謝憐。「そこにいて、君たちを拾いに行くよ、すぐに。それから話そう。ああ、もう着いた!」
干上がった烏庸河に到着しますが、風信と慕情は殿下の姿を見つけられない。「殿下、まだ到着していないのでは?どこにいるんです?」「ここだよ!上、上を見て!君たちの頭の上!」と呼びかけて、一同を絶句させることに成功!
クソデカ「謝憐」を見て慕情は「私は狂ってないよな?」とつぶやく。風信は「クソ、クソ、一体何なんだあのくそったれは?」とつぶやく。「あー…」と謝憐。Feng Xin and Mu Qing were both deep in shockってあって、笑ってしまうな。
とりあえず、銅炉山は噴火してしまってるので、みんなをでっかい手のひらですくいあげる謝憐。
風信と慕情はあまりに見慣れたでっかい顔があるので落ち着かない。どうやって動かしてるんだ!どれだけの霊力が必要なのか…とぶつぶつ言っていると「そりゃ、まったく持っていなかったら誰かから借りる、そうだろう?簡単なことだ」と裴茗。
銅炉山脈の魔物たちは「助けてくれ〜」と神像にすがりついてきますが、花城はにべもなく銀蝶を使って「地獄へ行け」と一掃するのだった。
引玉は「空殻の人々と屍喰いのネズミがさっきから暴れています。銅炉山から逃げだそうとしているみたいです」と報告し、雨師も「黒雲の中のものどもも外へ飛んでいきたいようですね」と不穏な空を見て言う。
でっかい出来事が起こっちゃってこれからどうするんですかね…。この後何が起こるか知ってるけど、二回目読んでも途方に暮れるなあ。
雨師の言うことは正しくて、黒い雲にいるやつらは怨霊なので、肉体に飢えている。憑依する肉体を求めていて、人面疫になろうとしているのです。
「銅炉山には結界がある。外からは入れず、仲からは出られない。あの怨霊たちは脱出できないはずだけれど」と話している謝憐の手を掴む花城。「何?私は霊力吸い取りすぎた?ごめんごめん、もっと気をつけなきゃ…」と言う謝憐に「違うよ」と、右目を片手で覆い隠して返事をする花城。「哥哥、それは心配しなくていいから。銅炉山の結界だけど、これは破壊されている」
かたまる謝憐。「壊された?」
結界があるから大丈夫〜と言ったばかりなのに!
「うん、壊された」と花城。「白無相がやったんだろう。あいつらは外に出て行くよ」
どうなるね〜ん!というところで次章に続く!この章、盛りだくさんだったな!