英語版は海外から発送されたみたいで、届くまで2週間くらいかかりました。待ってたよ〜!!!
5巻読み進めてはいたんですけど、わからんことがあまりに多すぎるので最初のときほどの勢いがなくて、全部読み終わらずにもっかい5巻初めから読み返したりしてました。
届くまでの間、何回もAmazonの購入履歴を見ては「4巻の表紙でキスしてるな…」と混乱していました。キスしてるなら5巻でもっとイチャイチャしてていいのでは!?5巻、ほとんど裴茗と彼の元部下のいざこざと、霊文がキレたりなどしたり、あと地中を掘ったりしてましたが…
さて、待てない私は3巻をぱらぱらっとめくって挿絵をチェックしました。英語版のいいところは挿絵があるところで、口絵のイラストもめっちゃかわいいんですよね。これ、日本語版でもあったらよかったのに…。
そしたら3巻の中でもキスしてたんですよ!状況的に何かやむをえぬ事情で不本意にそうなっちゃったっぽいイラストだったけど!
でもこれが給水ポイントなんだわ…と思って3巻を読み始めました。
英語は日本語の文字分量の1.3〜1.5倍くらいになるので、3巻も途中までは日本語版の2巻の内容です。繁体字・簡体字だと2倍くらいになってんのかもなあ。漢字って本当に情報伝達量すごいな。
3巻では「私のために生きなさい」のくだりが入ってますが、英語で読んでもここ、いいな。あと、挿絵の太子像がめっちゃかわいい。私の想像ではもっとひどいやつだったので…。英語版の挿絵はZeldaCWさんという方が描かれてるんですが、この方の描く焦る表情が好きです。風信も慕情も焦りや苛立ちをよく見せますが、ZeldaCWさんが描くとかわいい。
永楽が水不足でなんとかするために雨師に助力を請うところ、牛から変化した道士に「子供みたいに癇癪を起こすなよ」って言われた謝憐の苛立ちが英語版だとストレートに伝わってくる気がした。
仙器を借りて雨を降らせたはいいものの思ったほどの量じゃなかったっていう落胆、帰ってきた謝憐に慕情が「時間かかりすぎ!」ていうところも、たぶん英語読んでて自分が脳内翻訳してるから全部直球で意味が入ってきて、日本語版読む時と感覚が違うのが面白いですね。
でも、それだけに、都の門の前で親子三人が死んでしまうところがつらかった…。永楽からの難民のところだけ脳内のイメージ作画が白土三平のカムイ伝になる。
魔道祖師もそうだったけど、民草の扱いひどいですからね。天界にめっちゃ神様いるのに救ってはくれないのだ…。話の作りが英雄譚だからすごい困難が降りかかるけど主に被害は周囲が被ってるのだ…。
給水ポイントまで先は長いですが、休みの間にせめてキスまでは読みたい…。こんなに読書する中でキスシーンを切望することもそうそうない。
これから人面瘡のところなんですけど、つらくてつらいです。