天官賜福 英語版 7巻119章 メモ

A4(えーよん)
·
公開:2024/4/14

当時、Web版追ってた方とか、繁体字・簡体字の原作書籍追ってた方とか、この情緒どう発散させてたんです?ほんまに面白い…。めっちゃ喋りたいけど喋る相手がいないからこうしてメモしてる。

英語版って何を元に訳してるのかいまいちわかってないんですが、章を見ると「これはWeb版の○章にあたります」て書いてるからWeb版なんですかね。というのも、ここ数章、「それさっきも言ってたよね…?」みたいな内容がかぶるところが多いので、推敲してないやつなんかな〜と思った次第です。

さて、国師の話は謝憐が救った子どものことに移ります。この子ども、紅紅児は花城なわけですが、国師はそうとは知らないのでぺらぺら喋ってはらはらそれを聞く謝憐。隣で微笑んでいる花城。(なに?三者面談?)

謝憐が祭天遊で救った子どもを皇極観に連れてきたとき、国師はすぐに彼を排除しようとしました。というのも子どもにはあまりにも多くの邪気がたまっていて異常なほどでした。

銅炉山の炉が怪物を生み出すだけではなく、不運をまき散らすことができる。紅紅児が生まれた時はとても危険だった。彼の運命が幸運であればもっと幸運に、不運であればもっと不運になるという生まれだったらしく、炉がまき散らした不運を全て吸収してしまっただろうというのです。彼が太蒼山に踏み入れたときに封印していた悪霊が暴れ回ったことがありましたが、あれも彼に影響されたからとのこと。紅紅児は天煞孤星の命格のもとに生まれていて、周囲のものを死なせ、別れさせ、不幸にする。そして18歳までの命。

聞いていた謝憐は「もう止めてください」と頼みます。

しかし、花城は「国師の占いは正確だ」というのだった。どんな気持ち?謝憐が指を震わせているのを見て、やさしく握ってあげる花城。君のことで謝憐はかなしんでいるんだが…。

ともかく、銅炉山の炉には君吾の抱えるよくないもんがいっぱい詰まっていてそれは怪物を生み出し、人の運命も狂わせる。

君吾は謝憐を真の後継者にすべくいろんな試練を与えた。人面疫も、永楽に蔓延させれば合格だったが謝憐はそうしなかった。追放中にもさまざまなテストをしたけど、いつも謝憐は「不合格」。そのため、二度目に飛昇したときすぐに追放した。

「あの追放は私が頼んだことだ」と言いますが「あなたが要求しなくても千通りの方法で奴はあなたを追放したよ」と花城。君吾は謝憐を殺したいのではなく彼の望むとおりの後継者にしたいのです。なので、二回謝憐の教育に失敗した後、白無相を倒し(自分なんだけど)、謝憐の感謝と信頼を得ることにしたっぽい。

二度目の貶謫で君吾も落ち着いたのだが、三度目の飛昇でそれも崩れてしまった。

やっぱり、飛昇は天帝であってもどうこうできるものではなく天意によるものなんだなあ。そして、天は何も示さない。天煞孤星のあたりがよくわからんかったから邦訳版2巻の第28章を読み返したんですけど、英語版118章を経たあとだとすごいよくわかる。人はどこまでいっても人なのである。

とにかく、三度飛昇するのは天に愛されてるとしか思えない。で、再度「教育」することにした君吾なのだった。

「哥哥、振り返ってみて。三度目の飛昇の後、何が起こった?」

「最初は与君山の事件で、宣姫を捉えた。最初、鬼花嫁を見つけられなかった。胎児の霊が子守歌で私を途中まで導いた。ただ、あれは助けてくれたのだと思った」

「結果、宣姫を捕まえたけれど、それ以外でどんなことが起こった?」と花城。裴茗の昔のやんちゃが発覚して彼にちょっとした問題を残しました。国師は、小さなテストだったのだろうとコメント。「もし裴茗の機嫌を損ねると知っていたら、もっと違った方法を取っていたのでは?例えば、裴茗が対処できるように密かに教えてあげるとか、宣姫を放っておくとか」「うーん、正直なところ、それが裴将軍と関係しているとわかるまで時間がかかった。彼女は激高していたしたくさんの人がいたから、誰が機嫌を悪くするかなんて考えている余地はなかった」そうそう、霊文に聞いて「いるいる、足を悪くした彼の昔の女性」って教えてもらったんだよな。

「次の事件は空殼が菩薺観にやってきて半月関に行くことになった。これはいったいどんなことを起こした?」「小裴将軍が追放され、裴将軍の右腕がいなくなってしまった」「この二つの事件は、裴茗を弱体化させた。そして裴茗との関係も悪くなった。彼はいつもあなたに反対していたけれど、それでもあなたは彼に感謝していた」

花城は、君吾は八百年、ずっと謝憐を見守ってきたのだろうと言います。だから、永安の国師であったことも知っていて郎千秋を教えたことも知っている。そして二人で任務に行かせて関係を悪くしようとした。

それを聞いた国師は「殿下、あなたは永楽国の国師になったのですか?そして郎千秋を教えた?」と口を挟む。「ええ」「あなたが芳心国師!?」「ええ、そうですけど、何か問題が?」「このことを知ったら彼は間違いなく激怒するだろう」

「哥哥、白話真仙については、あなたは当初この件に関わりたくはなかった。でも引っ張り込まれた。ありがたいことに、あまり深入りはしなかったけど。黒水も師無渡も何百人もの漁師を天功で海に引きずり込んだりはしない。二人じゃなければ、そんなことができるのはいったい誰なんだろう?」

思い返せば、謝憐はずっと君吾に監視され彼の手の中で導かれていた。まあ、わけわかんねえ問題いっぱい渡してきたもんね。他の人いないんか?ってくらい。それが謝憐をターゲットにしてるんなら、そうなるね。私はずーっとイライラしてましたけど…。他に人材おらんのかよって…。

「俺は、彼がこのようなことをしている理由は2つあると考えている。まず、彼の病的な精神性が、あなたがどんな道を選ぶか確かめるために、次々とテストをあなたに投げかける。彼があなたのために切り開いた道を、あなたが進むことを限りなく望みながら。第二に、彼はおそらくあなたを剣として使い、他の神官の力を削ごうとしたのだろう。前の神官たちは、彼に深いトラウマを植え付けたに違いない。今、彼は過敏になり、すべてにおいて絶対的な支配を要求している。自分の権力や地位を脅かすものを容赦せず、神官が迫ることも許さない。師無渡が師青玄の運命を変えたとき、そして黒水が調査の名目で天界に潜入したとき、彼が本当に何も疑わなかったと思う?」

水師がやったことを君吾が知らないはずはない。彼がすぐに問題を暴いても新しい水師が生まれるだけでそのときはあまり有益ではない。だから、彼はずっと水師の動向を見守り、彼の我慢の限界がきたときに黒水に情報を流せばいい。

銅炉山に鬼を集めて絶が生まれるのも君吾にとってはバランスを保つため。怪物が生まれることは喜ばしいこと。なぜなら人界はそれだけ混乱し、助けを求めて神に祈るからです。なんというエコシステム。

国師はため息をついて言います。「私たちはいつも銅炉山が開くときに止めようとしたがいつもうまくいかなかった。今回はもっと手に負えなくなった」

いや、銅炉山では君吾めっちゃ動いてたよね…。集まった鬼を殺しまくったり、謝憐を脅かしたり、脅かしたり、脅かしたり、壁画も破壊するし。。。

「これ以上長くは続かないと思った。王国の存在が再認識され、彼の用心深さを考えると、天の王朝がまた変わる時が来たのだろう。もしあなた方が何も疑わずにいたら、遅かれ早かれ埋葬され、他の人たちのように天の都の礎となっていた。でも、風信がたまたま紅鏡を持ってきて、私は全力を尽くした。彼の霊力は非常に強くなっており、紅鏡は通常であればもはや顔に映すことができないほどであったが、山の精霊と戦ったばかりだったから、病変が再び現れた」

さて、これで全て話せたと思うがまだ何か質問が?、と国師。

長かったねえ…二千年分だもんね…。

謝憐は国師がまだ烏庸国の言葉を話せるかと尋ねます。国師はもう長い間使っていないし新しい言葉を覚えた今、知っていても使いたいと思わないと告げます。

そして、謝憐は銅炉山で彼が山の精霊に話していた「殿下は救いようがない」「彼は完全にまだ目覚めていない」という台詞は謝憐のことではなく、朗蛍に憑依していた白無相のことだったのだと気づきます。

屍喰いのネズミが人の言葉を話したのは君吾と白無相の記憶に引っ張られたから。風信と慕情の空殼を万神窟で白無相が作り出せたのは、彼が君吾であり、二人の神をよく知っていたから。

「彼は私を、烏庸国の太子自身もしくは彼の魂の一部だと信じさせようとしていた」と謝憐。国師は「もちろん、彼はそうさせようとした」と答える。彼らの運命は似ていたし、彼を導くにはいい方法だった。そのために、同じ道を歩ませようとしたと。

花城は「もう言ったけど、二人は全然似ていない」と言う。

国師は「君。この若輩者。どうしたんだ?」と花城に向いて言う。「…?」と花城はなんの反応も示さない。

「ずっと言いたかった。君、その愛想笑いはなんなんだ?絶界鬼王だからといってそんな態度を取っていいのか?絶界鬼王はもちろん特別だが、私がどれだけ長生きなのか知っているのか?このような年を重ねた長老は、はるかに特別なのだぞ」

花城は眉を動かすだけ…。ここの挿絵の花城の笑顔がほんっとにいい。

「あー、師匠、三郎は無礼ではなくて、彼は…」ただ、誰にでもその作り笑いをするんです、と言えない謝憐。

国師は花城にそこで待っているように身振りで命じると、謝憐を脇に引き寄せ厳しく言います。「殿下、私は見ました」「何を?」「あの巨大な神像の上」

はて、何があったかな…と考えると、そういやあそこで霊力を借りたなと思い出す謝憐。

「いや、私は霊力を借りただけで…いや、実際、それだけじゃない。ただ、私は…」と動揺してしどろもどろに説明する。国師の声はさらに重々しいものになる。「殿下、何が起こっているんです?私はあなたに厳しすぎましたか?もしくは、長い間修行をして女性を避けていたから、宗旨替えしたのですか?」「だからってわけじゃない!」

叫んで手を振り回す謝憐、かわいいですね。

「では、生まれつきのものですか?ふむ、知らなかった。あなたのこういうところは、確かに彼とは違う」「待って、それも違います!」

国師はため息をつく。「心配しなくていいですよ、殿下。私は教えようとしているのではりません。私自身が専門でないことに関しては導きません。それに、あなたはすでに多くのことを経験し、それを無事に乗り越えてきた。男か女か、それは問題じゃない。あなたが幸せならね」

謝憐は額を赤くなるまでこすって、小さな声で言います。「はい…。とても幸せです」

聞いた!?花城、聞こえた!?殿下は…殿下は幸せだって!!!!よかったね!!!!なんかまだお互い好きって言い合ってない気がするけど!!!!!

「しかし、八百年も独り身でいて、どういう経緯で絶界鬼王と結ばれたんですか?」と聞かれてびっくりする謝憐。「私は、あなたの趣味が悪いと言っているのではありません。悪くない。成熟した淑女であれうら若い乙女であれ、さまざまなタイプがいますからね。しかし、絶界鬼王は問題でしょう。殿下、大丈夫ですか?一度でもそういう人が現れたら、その人を見捨てることはできないんですよ」「師匠、ちょっと待って」「血雨探花の運命は、地獄に突き落とされるほどひどいものに違いない。ただ悪いだけでなく、もっと悪い。彼の邪気はとても息苦しく、心を襲う、まるで……」「天煞孤星のように?」

花城が口をはさんで、謝憐は国師の口をふさごうとしていましたがうまくいかなかった。顔を覆いながら静かに花城の後ろに回り込む謝憐。

「俺の笑顔は確かに作り笑顔だが、人に面に向かって「孤独の星だ」「災難の生まれ変わりだ」「最悪の不幸だ」「死んだほうがましな両親の子だ」「18歳を過ぎても生きられない」などと言うのは、どうかと思う。不愉快だろう?」

この言葉を聞いて、国師はようやく気づくのだった…

120章に続く!

@checaldooggi
書くことを続けられたらいいな。読んでくださってありがとうございます。 天官賜福とさはんにハマっているのでその話が多めになるかも。 匿名の質問箱はこちら mond.how/ja/checaldooggi