天官賜福 英語版 5巻 80章&81章 メモ

A4(えーよん)
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聖廟で壁画を見つけた謝憐はそれを調べることにします。裴茗は「外の空気を吸ってくる」とその場を離れ、花城と二人で壁を剥がそうとします。花城は銀蝶を出して瞬く間に壁画を覆っていた煤をはがしてくれる。本当に君はなんでもできるねえ…。

美しい壁画が現れ、それは烏庸国の太子が飛昇し、彼を支える神官を任命するところなどが描かれていました。しかし、二千年前のものではなく、百年前くらいに描かれたものだろうと言う花城。いったい、誰が作ったのか。

7つの都市それぞれを調べれば銅炉山で鬼王が生まれる仕組みなどが解明できて根本的解決ができるのでは…なんて考えるわけですが、状況はそれを許さず、裴茗が行方不明になります。

あのねえ!神官がねえ!しかも武神がねえ!あっさり姿を消したら困るんですよ!!

しかしここでも花城が助けてくれます。銀蝶をこっそり一人一人につけていたので、追跡が可能なのです!裴宿には「何も言わずにこれをつけたのか…」と言われましたが、通霊も縮地千里も使えない、要するに神官が役立たずになる場所だから、これでいいんだよ!

さて、裴茗がどこにいたかというと、なんと地下!銀蝶はこちらの声は届かないけど相手の声は聞こえる。裴茗が誰かといるらしいことがわかり、話を聞いていると、一緒にいるのは男の姿の霊文。

で、霊文が千の鬼をぶっ殺した黒衣の男だったことがわかります。正確に言うと、彼女(彼)が着ている錦衣仙です。裴茗は久しぶりに会った友人にあれこれ文句を言うんですが、話を聞いているとどうももう一人男の声がして、「誰?」てなってるところに、敬文(じんうぇん)という新たなる人物が登場します。

人が多い!

さて、この敬文のことがさっぱりわからん謝憐は裴宿に「誰?」て聞きます。裴宿は「私の点将の前に第一文神だった方です」と答えて、そこでようやく「そういやいたなあ〜」て思い出す謝憐。初めての飛昇のときは、彼が文神で霊文はまだ下天庭の神官だったらしい。

相変わらず聞き耳を立てていると、敬文は霊文に「お前のせいで私は没落してこんな姿になったんだ!」と恨み節を連ね、裴茗は「この人こんな感じだったっけ?」と霊文に尋ね、霊文は「私にはね」と、彼との関係を明るみにします。

すなわち、敬文は須黎国出身の第一文神で、この国で催された文芸大会みたいなやつで優勝した霊文を点将したひとだったのですけれど、その実は霊文の能力に嫉妬し、点将してからは休みなく働かせまくって嫌がらせをしたクソジジイだったのです。

須黎国の道端で靴を売っていた彼女は「靴売って牢屋に入ってたときの方がまだ本が読めたし書き物もできたわ!」と罵り、文神の座を引き摺り下ろされて自分の廟も燃やされた敬文は「誰のおかげで神になれたと思ってる、この売女!」と罵り、目も当てられない争いに発展します。裴茗は巻き込まれただけっぽい。ほんまおもろい男やな。

聞いていた謝憐は「これはまずいなあ」と言って、拳で大地を割って地下に入ることにします。

太子殿下、物理で解決しすぎですから!!!!!

で、何回も拳を打ち付けて、花城も手助けしてくれて、醜い争いをしている文神with裴茗のもとにやってくる。

最終的に、霊文大好きの錦衣仙は敬文を葬ります。ほんまに死んだかどうかわからんけど、彼は姿もなくなっていて石像に取り付くしかなかったんですね。そんで、霊文を捕まえる機会を虎視眈々と狙っていたらしい。執念深いな。

クソジジイの問題が片付いたと思いきや、今度は錦衣仙が暴走します。錦衣仙もとい白錦は霊文を愛していますので、クソジジイが裴茗のことを彼女の恋人と言ったことでおかしくなっちゃったそうです。これは霊文にも止められないんだって。あーあー…。

謝憐は「女性の姿に戻ったら話を聞いてくれるのでは!?」と提案しますが「彼がそれを許してくれない」みたいなことを返されます。女になったらみんなが彼女の姿を見ちゃうからそれなら男のままでいてくれ、ってこと…?うーん、暴走するメンヘラ彼氏(衣)か…。

謝憐と裴茗は逃げ出すんですが、罠にかかって網に捕まってしまうという古典的な足止めをくらってしまいます。

霊文は霊力だか法力だかの力を両手に集めて裴茗を攻撃しようとします。謝憐が「それ、当たったらどれくらいの威力が?」と聞いたところ、「権一真に当てた時はちょっと傷付けたけどその後は元気に走り回ってました」という答えで「当たっても大丈夫か…」とホッとする謝憐と裴茗。

しかし、両手に力の球があるときはよかったんですけど、それが空をつくような炎の柱になってしまい、「これが当たったらどうなるかわかりません」と言われて、裴茗は「私は彼女の恋人じゃない!」と必死に抗弁します。おもろすぎる。ここの流れ完全に椎名高志の漫画だよ。

たくさんの鬼もやってくるし、もうあかーんとなったときに、血の雨が降ってきます。

血の雨は謝憐には当たらず、赤い花弁にかわって、視界を花びらが埋め尽くします。

手を伸ばすと手のひらの中心に花びらがひとひら落ちて、見上げたら、元の姿の花城が!

三郎!と名前を呼ぶと「殿下、戻ったよ」と笑う花城の姿があったのだった。

かっこよすぎる!!!!!ワハハって笑っちゃう。

霊文の男相の姿や花城の登場シーン、挿絵もすごく素敵なので、本当にこれも見てほしいよ〜!!!

次章に続く。

@checaldooggi
書くことを続けられたらいいな。読んでくださってありがとうございます。 天官賜福とさはんにハマっているのでその話が多めになるかも。 匿名の質問箱はこちら mond.how/ja/checaldooggi