2023年も個人開発や手仕事をしたので、活用しているものやまた作りたいと思ったものについて振り返る。
個人開発：everything-ics
「everything-ics」という Web アプリを作った。この Web アプリは、ブラウザーで閲覧しているイベント情報ページから、数タップでカレンダーアプリに予定を登録できるアプリである。
私は、ネットサーフィンをしているときに気になるイベント情報や書籍の発売情報を目にしたら、その日程をカレンダーアプリにメモしている。ただ、毎回ブラウザーからカレンダーアプリに切り替えて日付を入力して…の作業を面倒に感じていたので、閲覧中の Web ページから一発でカレンダーアプリに登録できるようにした。
everything-ics の仕組みはシンプルで、Web アプリの API をコールすると、対象の Web ページをスクレイピングし、得られた日付情報から ics ファイルを作るだけである。iOS のショートカットから利用を想定しているが、API をコールするだけでいいので、PC 版で利用するための Chrome 拡張も作った。
Web アプリは Hono で作って Cloudflare Workers で動かしている。Hono は API やシンプルなページをカンタンに実装できるのでとても気に入った。Cloudflare Workers もデプロイがコマンド 1 つでできてとても早く開発体験がいい。無料枠も大きいので個人利用の範囲ならかなり遊べる。この構成で他にもいろいろと作ってみたい。
手仕事：醤油麹
ていねいに暮らす系の本を読んだときに、醤油麹は旨味のバクダンという言葉を見た。醤油好きだし、毎日混ぜるだけで作れると書いてあったので挑戦してみた。材料には、西友で売っている乾燥タイプの米麹と、500ml で 1,000 円くらいのちょっといい生成り醤油を使った。
保存瓶の消毒には気を遣ったが、本当に混ぜるだけでできたので簡単だったし美味しかった。特に鰹のタタキによく合う。ただ、この美味しさが醤油麹の旨味なのか、いい醤油だからなのかはよくわからない。なぜならそもそも醤油麹の味を知らないからだ。
味を占めたので、美味しい調味料になると聞く玉ねぎ麹も作ってみた。みじん切りにした玉ねぎと塩と麹を混ぜ、毎日混ぜるだけなのでこちらもカンタンである。ただ、完成品はツーンとした匂いがして発酵しているのか痛んでいるのかの判断がつかなかった。お腹は壊さなかったので、玉ねぎ麹の匂いなのかもしれない。玉ねぎ麹の正解を知りたい。