2024年にやりたいことのひとつに、1ヶ月に2冊以上小説を読むことを挙げた。ちょうど今年も半分が過ぎたので、1月から6月までに読んだ小説をリストアップする。
1月から6月までに読んだ小説
1月
三体0【ゼロ】 球状閃電 - 劉慈欣
夜のピクニック - 恩田陸
義経じゃないほうの源平合戦 - 白蔵盈太
家康、江戸を建てる - 門井慶喜
精霊の守り人 - 上橋菜穂子
2月
西の魔女が死んだ - 梨木香歩
鹿の王(1) - 上橋菜穂子
3月
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 - 東野圭吾
風神雷神 - 原田マハ
4月
七回死んだ男 - 西澤保彦
可制御の殺人 - 松城明
5月
観測者の殺人 - 松城明
一瞬の風になれ - 佐藤多佳子
あの日、松の廊下で - 白蔵盈太
冬期限定ボンボンショコラ事件 - 米澤穂信
6月
屍人荘の殺人 - 今村昌弘
かがみの孤城 - 辻村 深月
読んだ本一覧を見た感想
ミステリー小説と歴史小説が多め。本屋大賞などからリストアップしたつもりだが、結局手に取る小説のジャンルが偏ってしまうのはなぜなんだ。
鹿の王しかり精霊シリーズしかり、シリーズものなのになぜ続きを読んでいないのか…。ファンタジー小説は、主人公やその周辺の人が不幸な状況から抜け出していくといった展開が多い。それが面白さのひとつだけど、ついつい感情移入してしまって読むことにエネルギーを使ってしまう。すごく好みだったので、ちゃんと後半戦に続きを読むぞ。
特に面白かった本
どの本も面白かったが、特に以下の2冊を挙げる。
義経じゃないほうの源平合戦
一瞬の風になれ
義経じゃないほうの源平合戦
頼朝と義経の間にいた兄弟のひとり、範頼から見た源平合戦を描いている。頼朝と義経のすれ違いがメインなので、範頼に心を重ねると胃がキリキリするし、最後は本当に切ない。そして、この小説の頼朝が本当にひどいんだな〜！「鎌倉殿の13人」の頼朝には愛嬌があったのに！
一瞬の風になれ
THE青春小説。高校から短距離走を始めた主人公と、同じ陸上部の子たちがインターハイを目指す話。自分が運動部ではなかったからか主人公たちに共感することはないけれど、主人公だけじゃなく周りのライバルたちも含めて応援したくなる。スラムダンクを読んだときのような爽快さがこの小説にあった。