前回の雑記でも書いたのは、行動力がすごい人に出会ったという話。
今日は、好きな会社の代表の方がデザインの上達方法についてのウェビナーをしてたから聞いてみた。
この方のウェビナーに参加するのは2回目だけど、毎回言葉選びや話すスピード、話のわかりやすさ、考え方にうっとりしてしまい、あっという間に2時間経つ感覚になる。
今回はデザインの話が終わった後、質疑応答で会社の理念、クライアントとの仕事の進め方、社内教育、採用戦略など幅広い話題になった。
わたしがずんの飯尾さんみたいに「あ〜あ、こんな会社ないかな〜」と呑気な想像してたことがある。お話を聞く限りその理想の会社に近かったのでびっくりして感動した。
そんな会社あるわけないだろ、地に足つけてさっさと風呂入って寝ろ!
と言われてしまうような理想的な会社と社員なのだ。
話を聞くだけのつもりが感動して4つくらい質問を送ってしまい、どれも納得いく答えをまたまたわかりやすい言葉選びでいただいた。
凄すぎて終わった後も椅子から立ち上がれなかった。
なぜそんな理想的なことが少数精鋭でできるのか、そもそもなぜ精鋭が集まるのか、なぜディレクターが意欲的にデザインもコーディングも学ぶのか、デザイナーやコーダーに積極的にディレクションを教えるのか、それを残業なしで?リソースはどこに?制作会社兼スクールもやってる?どうやって、、、
わたしの経験則に外れすぎてて最終的に「ウソなんじゃないか」と思ってきた。
凄い人の成長や成功体験を見ても最近思う、「ウソかもな。」
まあウソは言い過ぎだとしても、その言葉の裏に隠された真意や見えない苦労は想像しないといけないと思った。
半分くらい信じるくらいがちょうど良いかも。
わたしはこのへんが最悪に下手なのだけど、世の中には自分の魅せ方が超うまい人がいる。
SNS時代の今、さらにその能力が発揮される。
とくに会社や個人をアピールする立場の人はもっとそうだ。
そういうのをわたしみたいな単純な人間は正面から真に受けて「すごい」なんて言って、わたしも!とポジティブなうちはいいけど、「わたしなんて」とか言って今いる場所や人生を悲観し始めるとややこしい。
だから「ウソかもな」と思う視点も多少は必要。
頭のいい人こそ、パブリックな場所では自分の見え方をいつも気にしているものだ。
何事も言うだけならいくらでも言えちゃうので、その人や会社の制作物を見て客観的に判断したい、と自戒を込めて思った。