シンプルだからこそ美味い

冠婚葬祭の時ってなんでこう、これでもかってご飯が出るんだろう。穢れを払うとかいろいろな意味があるのは理解しているけど、この量を食べきるの?って脳内でもう一人の私が匙を投げるレベルで出てくる。お持ち帰りしたいです。でもさ、私のおうちは飛行機の距離なんだ。ぐぬぬ、もったいない。まあ、親戚の人たちがなんとか食べるんだろうけど。

個人的にはもりもりと出てくる料理って面白いので好きです。どこから出てきたんだって思うし。あと、そこに見知らぬものがあるとなお面白い。最近はとりあえず一口食べるかってなっているもんでね。様々な場面で好奇心って大事だなあと最近思う。ただこれを理解するのにそこそこの時間を食った。なんとなくこれももったいない気がする。

てなことで、食べすぎた。食べないといけないという義務感もあったのもあるけど。もう少し手心が欲しかった。おかげで一切の菓子類を口にしなかったです。あ、嘘ついた。多少は食べたけど、思った以上には食べなかった。ちびっこたちは食べるものがないと菓子をもりもり食べていたけどね。その姿に幼い頃の私を見た。

さて、朝ごはんはどうなるんだろうと思って旅館の食事処にいったらとってもシンプルなメニューでした。ごはんに味噌汁、ごはんのお供(なっとう、めんたいこ、こんぶ、うめぼし、キムチ、ウドの味噌漬けなど)、ウィンナー、サラダ、卵豆腐。あとはデザートのヨーグルト。これなんですよ、これ。これでいいんだ。

つやつやのお米と三つ葉と油揚げのお味噌汁が美味しいこと。半強制的な暴食に疲れていた胃に沁みる。ああ、日本人でよかった。納豆ご飯に明太子をのせて、他のご飯のお供を都度投入するわくわく感もいい。ああ、日本人でよかった。

大事なことは二度言うべきですね。よい朝ごはんでした。(なお、この後の昼もフードファイトしました。)

@chihane19
つらつらと。