実は抹茶とコーヒーは合う

当たり前の話ですが、抹茶味といえども物によって味が違うもんだ。これは抹茶に限らないのですがね。自分の中の抹茶軸から微妙に外れている味に出会うと不思議な気持ちになってしまう。抹茶なんだけど、抹茶じゃない気がする。でも抹茶味の霊圧も少しばかり感じるというか。

そうやって気づくと食べ終わってしまう。果たして私が食べたのは抹茶味のものだったのか。走り去った味に手を伸ばしても振り向いてはくれないのだ。

というわけで、抹茶味のミルク饅頭をいただきました。お饅頭という甘味を食べるとほっと一息つけるというか、そわそわしている浮き足だった心が深呼吸するというか。そんな落ち着く甘味と位置付けていますが、ミルク饅頭はそんな心が幼くなる気がしてならない。甘くて柔らかいからかね。ああ、それに舌触りも優しいからか。なぜか眠る前の子どもみたいになる。だから食べ時を誤ると作業効率が落ちるんですよね。眠くなる。血糖値スパークなだけでは、とは言わないで欲しい。

今回、そんな優しさは抹茶に染まっていました。濃い抹茶の味で目が冴える。脳みそもミルク饅頭だけど、これは抹茶だよって言っている。おお、これはまさに抹茶味。私の中の抹茶と方向性が一致する抹茶です。しかも濃いのは私好み。一個しかないので勿体ぶって食べるのだ。

普段なら少しばかり眠くなるおやつタイムも、抹茶の霊圧によって眠気が抑えられました。流石抹茶味だ。でも弊害もあります。もっと食べたかったなって、物悲しくなってしまった。大阪に行く機会があったら抹茶味のミルク饅頭を買ってやるんだ。悲しさから立ち直るべくそんな決意をするのであった。

@chihane19
つらつらと。