
去年もこの時期に同じ場所でヌン茶をしたな。スマホのカメラロールを見て、いつも同じような構図で写真を撮っている己に失笑した時、そうかもう一年経ったのかなんて思ってしまった。今年のヌン茶は去年のモチーフとは違うのですがね。というか、毎年違うテーマでヌン茶フェアをしてくれるお店やホテルには本気で頭が下がる。いつも心踊るフェアをやってくれてありがとう。私はお金をだして、それを全力で楽しみます。
いまだにヌン茶の作法がわからない。どの順から食べるべきなのかが一切わからない。わからないのにヌン茶に行ってしまう。人はこんなにも愚かな生き物なのだか。そうだったのか。とまあ、いつまでも無知なのはどうかなと思ったので、インターネットの叡智に頼ることにしよう、そうしよう。
なになに、一番下から上がっていくのが正規の食べる順だと?え、そうだったんだ。全くなにも気にせずに好きなとこから食べていたよ。それこそ、最後に甘いものだけ残るとしんどくなりそうな時はちょこっとしょっぱい系を残す、なんてこともしていた。よく考えれば、何かの意図があって三段のお皿にそれぞれの料理を乗せているんだよな。そうだよな。そりゃあ順番はありますわ。
と思いつつも、そこまできっちりきっかりじゃなくても良さそうな気配を察知。食事をする上での最低限のマナーさえ守っていれば問題なさそうとわかってほっと一安心をする。ヌン茶とは奥が深いもんだ。その奥深さがきらきらと可愛らしい光を放っているんだろうね。私はその光に魅せられた生き物のひとつである。これからも存分に魅せられたいですな。