駅の近くにある雑貨屋さんにふらふらと吸い寄せられるのはいつものこと。何か欲しいわけではないが、そのまま帰るのもおしい。そういう時の寄り道ほど楽しいものはない。案外掘り出し物にであることもあるのでね。そうだ、掘り出し物、もとい、頭の片隅にあった気になる商品がそこにはあったのだ。たこさんウィンナーのキーホルダーが、そこに。
もともと、フェイクスイーツや食品サンプルのアクセサリーやグッズが好きで、特にトーストと目玉焼きの組み合わせに弱い。食べ物としてもこの組み合わせは好きである。なに、味も見た目も完璧なのだ。なお、パンは山型のパンだとなお良い。某、お皿祭りをする会社の食パンの形が一等好きだ。閑話休題。
さて、たこさんウィンナーも形が可愛い。あの半円を描くような足の形が可愛いのだ。ちなみに私はたこさんウィンナーは足から食べる派である。そして、できれば赤いウィンナーがいい。今回買ったキーホルダーは、そんな好きタイプのウィンナーの色をしていた。
そしてここまで書いておいてなんだが、買ったのはうさぎさんの形のものである。キーホルダーのたこさんウィンナーは足がどこかにひっかかりそうで怖かったのだ。せっかく可愛いものを買っても折れてしまったら悲しくて仕方がない。ということでうさぎさんウィンナーをおうちにお迎えした。つぶらな瞳がなんとも愛らしい。そして、とても美味しそう。
ああ、なんだか赤いウィンナーが食べたいな。なんて、考えてしまうが仕方ないだろう。こうやって、可愛いと食欲との間で気持ちを揺れ動かせながら、やっぱり観賞用にタコさんウィンナーのキーホルダーも買おうと決意するのであった。