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寒くなってくるとスパイスが体に染み入るなあと感じる。ちなみに夏の暑い時期もスパイスの効いた食べ物や飲み物を美味しく感じますが、その時はスパイスによって体の中にある歯車の回転が早くなる感じです。元気が良くなるので、夏に摂取するのも好き。
でも季節は徐々に冬に向かってるわけで。そんなタイミングで摂取するスパイスは、体に染み込んでぽかぽかさせてくれる。まさに自然のホッカイロ。だからこの時期にホットチャイなどがメニューに乗るのは納得がいくのだ。
そう、これはあくまで寒ければの話であって。その日は少しばかり昼間は暖かいから、気づけばアイスチャイを頼んでいました。だってアイスと生クリームが乗ってるって書いてあるんだもの。こんなん頼むしかない。
チャイが色々なお店で頼めるようになってのって比較的最近のような気がする。少し前だと特定の店でしか見なかった。だからいまだにレア度の高い飲み物という認識があって、即席の粉ですら見かけると嬉しくなるし、つい手に取ってしまう。しかも、お店によってスパイスの配合が若干違うのか、似ているけど異なる味がして面白い。チェーン店辺りだと飲みやすさを考慮して似たような味になっているけれどやっぱり少しずつ違う。
味が違うのって、チャイだけに限らないのにな。チャイだけはこの店はどんな味なんだろうってなる。同じスパイス系なのに、インド料理やエスニックだとなんとなく想像がつくからそこまで考えない気がする。なんだろうな、この感覚。まだ私の中でチャイというものがはっきりと像を結んでいないからか。
そうこうしているうちにチャイを飲み干してしまった。今年の冬は何度チャイを飲むのかな。